「His Story, HISTORY.」
ジャパンラグビートップリーグ2021のコンセプトである。ラグビーワールドカップ2019日本大会のレガシーを継承し、ラグビーが持つ力を最大限活用することで、新型コロナウイルス禍の日本全国に元気を届けていく。2022年には新リーグが始まるため、2003年からおこなわれてきたトップリーグは2021年大会が最後となる。
トップリーグ2021は1月16日に開幕することが決まった。注目点は、新リーグへの参加を表明している25チーム(トップリーグ 16チーム/トップチャレンジリーグ 9チーム)が参加できるフォーマットになったということ。2ステージ制で、セカンドステージにはトップチャレンジリーグ2021の上位4チームも参加する仕組みになった。
ファーストステージでは、トップリーグの16チームを2つのカンファレンス(レッド・ホワイト)に分け、各カンファレンス1回戦総当たりのリーグ戦を実施。カンファレンスは、2018-2019シーズンの最終順位に基づき、1バンド2チームで構成される8つのバンドにチームを配分し、抽選により振り分けられた。
▼ファーストステージのカンファレンス分けと試合日程
https://rugby-rp.com/2020/09/28/domestic/54759
セカンドステージは、トップチャレンジリーグ2021の上位4チームも加わり、計20チームを4プールに分け、1回戦総当たりのプール戦をおこなう。
そして、セカンドステージの各プール上位チームがプレーオフトーナメントに進出し、トップリーグ2021の優勝チームを決定する。
セカンドステージは、いま会場確保の調整をおこなっている状況で、日程は未発表だが、3月下旬から4月末にかけて開催される予定。プレーオフについても、日本代表のスケジュール等の関係でまだ詳細は決まっておらず、5月上旬から5月末にかけての開催で調整中とのこと。プレーオフ進出チーム数についても未定だ。
ジャパンラグビートップリーグの太田治チェアマンは、25チーム参加のフォーマットについてこう説明した。
「昨年度はワールドカップイヤーということでトップチャレンジリーグのチームは入替戦ができなかった。そして、新リーグにつなげるという意味でも、参加表明をしている25チームが参加できるフォーマットを協会内、チーム、関係各位と調整してこういったフォーマットになった。さまざまな要件のなかで、開催可能な時期が1月から5月ということで、この間、19週というスケジュールになる。そこに25チームをどうやってハメていくかということを基本的に考えた。また、新リーグにおいては、各チームの事業形態などが審査されるということもあって、25チームをできるだけ入れる仕組みを考えたということ」
例年とは異なり、1会場1試合開催になっているのは、新型コロナウイルス感染症対策で密になるのを避けるという観点から。ファーストステージ(56試合)は、初開催となる千葉県の中台運動公園陸上競技場を含む15都府県27会場にて開催され、東日本大震災から10年目を迎える3月には岩手県・釜石鵜住居復興スタジアムで東芝ブレイブルーパス×三菱重工相模原ダイナボアーズの試合が予定されている。
チケットの詳細は11月上旬に発表される予定。