ラグビーリパブリック

フランスリーグ挑戦の松島が開幕節でクレルモン15番先発! トゥールーズのコルビらと激突へ

2020.09.06

クレルモンの松島幸太朗(左)とトゥールーズのチェズリン・コルビ(Photo: Getty Images)


 フランスのASMクレルモン・オーヴェルニュに加入し同国最高峰リーグのトップ14に挑戦する松島幸太朗が、2020-21シーズンの開幕節でデビューすることが決まった。
 クレルモンは現地時間9月6日に地元のスタッド・マルセル・ミシュランで臨むトゥールーズ(スタッド・トゥールーザン)戦のメンバーを発表。日本代表として出場した昨年のワールドカップで驚異的なスピードを披露し「フェラーリ」と称賛された松島は、バックラインの複数ポジションでプレーできるユーティリティBKだが、開幕戦は背番号15をつけてFBで先発出場することになった。

 フランスリーグにはかつて、SH村田亙(バイヨンヌ)、WTB吉田義人(コロミエ)、WTB大畑大介(モンフェラン/現 クレルモン・オーベルニュ)、NO8斉藤祐也(コロミエ)、SO岩渕健輔(コロミエ)、FB五郎丸歩(トゥーロン)、WTB山田章仁(リヨン)らも挑戦したが、日本人選手がトップ14の舞台で開幕節に先発デビューするのは、昨年トゥールーズに短期加入し大事なシーズン初戦で背番号2を任されたHO日野剛志以来、2人目となる。

 4季ぶり3度目の優勝へ向けて白星発進したいクレルモンは、フランス代表としても経験豊富なPRラバ・スリマニ、LOセバスチアン・ヴァアマイナ、SOカミーユ・ロペス、CTBウェスレイ・フォファナ、元ニュージーランド代表のCTBジョージ・モアラなども先発する。

 対するトゥールーズは、最多20回の優勝を誇る強豪。昨年のワールドカップで大活躍し南アフリカ代表の優勝に大きく貢献したWTBチェズリン・コルビもクレルモンとの開幕戦に11番をつけて先発出場する予定で、同じスピードスターである松島との対決も注目される。トゥールーズのスタメンにはほかに、昨年のワールドラグビー年間最優秀新人賞に輝いたSOロマン・ンタマックや、同じく2023年の自国開催ワールドカップで活躍が期待されるSHアントワーヌ・デュポン、フランス代表63キャップのFBマクシム・メダールらが名を連ねた。

 トップ14のシーズンは、欧州大会や国代表の国際試合をはさみながら来年6月まで続く。参加する14チームによってホーム&アウェイの2回戦総当たりをおこなったあと、上位6チームがプレーオフに進む。

Exit mobile version