ジャパンラグビートップリーグのNTTドコモレッドハリケーンズが2020年度の新入団選手を8人追加し、すでに海外メディアなどで報じられていた南アフリカ代表WTBマカゾレ・マピンピらの加入が6月26日に公式発表された。
マピンピは昨年のラグビーワールドカップで6トライを挙げ、南ア代表“スプリングボックス”の優勝に大きく貢献した世界トップクラスのフィニッシャー。母国で所属するシャークスとは2023年まで契約を更新しているが、短期限定でドコモ入りが認められた。
栄冠に輝いた思い出の地である日本に行くことを決めた快速WTBのマピンピは、「今シーズン、NTTドコモに加入することができエキサイティングで非常に光栄に思っております。昨年の日本でのワールドカップでは、とても素晴らしい思い出がございます。そして、レッドハリケーンズでもより多くの素晴らしい経験と思い出が残せるだろうと考えております」とチームを通じてコメントし、新しい挑戦を楽しみにしている。
そして、ドコモの新ヘッドコーチとなったヨハン・アッカーマンが昨季まで指導していたグロスター(イングランド)から3人獲得し、ウェールズ代表を経験しているSOオーウェン・ウィリアムス、元南アA代表のHOフランコ・マレー、元U20ニュージーランド代表のFB/WTBトム・マーシャルもレッドハリケーンズの一員となる。
2017年にウェールズ代表として3キャップを獲得し、今年のシックスネーションズのスコッドにも入っていたウィリアムスは、「昨年のラグビーワールドカップを観戦する中で、私は日本の方々のラグビーに対するサポート精神に魅了され、今まさにこのタイミングでドコモレッドハリケーンズというトップリーグに所属するチームに合流できることを非常に楽しみにしています。今シーズン、NTTドコモレッドハリケーンズの成功に貢献できることを心待ちにしています」とコメントした。
さらに、指揮官の古巣であるライオンズから元U20南ア代表のLOルアン・フェルマークが加入。南ア出身選手はもうひとり、マピンピと一緒にシャークスでプレーしていたFL/LOタイラー・ポールもドコモのジャージーを着る。
そして、日本のトップリーグ経験者も新たに2人加わり、クボタスピアーズを退団したSO川向瑛と、豊田自動織機シャトルズに7年在籍したフィリピン代表のCTBベンジャミン・ソーンダースがNTTドコモレッドハリケーンズに移籍となった。