ラグビーリパブリック

「気持ちが空っぽに」 ポワロが27歳でフランス代表から引退

2020.06.10

昨年のワールドカップで準々決勝を含め4試合に出場したジェフェルソン・ポワロ(Photo: Getty Images)


 フランス代表としてラグビーワールドカップ2019日本大会にも出場したジェフェルソン・ポワロが、27歳の若さでインターナショナルラグビーから引退することを発表した。
 フランス代表プロップとして36キャップを誇り、ワールドカップのトンガ戦ではゲームキャプテンも務めたポワロだが、準々決勝でウェールズに敗れたあと、気持ちが空っぽになってしまったという。

 今年のシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)でもプレーしたポワロだが、フランスのスポーツ日刊紙レキップのインタビューで、「最大限のモチベーションがないと感じている。私は自分自身に対し、フランス代表としてプレーする時は100パーセントで臨むと約束してきた。レ・ブルー(フランス代表)は至高の目標だ。ただ自分のキャップ数やボーナスを稼ぐために代表としてプレーするのは許されない」とコメントしている。

 2023年の自国開催ワールドカップで悲願の初優勝を狙うフランス代表にとって、ポワロはリーダー格のひとりとみられていただけに、衝撃が走っている。

 ナイジェリア出身の父とフランス人の母のもとに生まれた怪力プロップのポワロは、現役は続ける予定。2012年からボルドー・ベグルに所属している。