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小野晃征、レメキが加入! 宗像サニックスが好補強

2020.06.05

活躍が期待される小野晃征(左)とレメキ ロマノ ラヴァ



 嬉しすぎて、腰を抜かすブルースファンがいるかもしれない。
 SO小野晃征(33歳)とWTBロマノ レメキ ラヴァ(31歳)が宗像サニックスブルースに加わった。6月5日午前、チームが発表した。

 サントリーから移籍の小野は、9年ぶりに宗像の地に戻る。
 幼少期からニュージーランドのクライストチャーチで過ごした。2007年、日本で最初に所属したのがサニックスだった。
 すぐに日本代表に選ばれ、同年開催されたワールドカップに参加するも、日本ラグビーの中で基盤を作る時期、5シーズンに渡って青いジャージーを着た。
 その後サントリーで8季プレーし、日本一を経験。2015年のワールドカップでは南アフリカを破る試合で10番を背負った(日本代表キャップ34)。積み重ねてきた経験を、古巣に持ち帰る。

「13年前日本で初めてプレーしたサニックスに戻ってこられて心から嬉しく思います。 チームに合流し、サポーターの皆さんとスタジアムで会える日を楽しみにしています」と、ファンや宗像へ向けてのメッセージを発信した小野は、決意の理由を、こう話す。 

「今回、サニックスに戻ることを決めたのは、なによりもまず、サニックスと当時の藤井雄一郎監督への忠誠心からでした。8年前、まだ若かった私に、サントリーへ移籍し、日本代表の一員としてワールドカップ出場を目指すことを許してくださり、実際に私はそれを成し遂げることができました。ただ、私にはサニックスで成し遂げなきゃならないことがまだあります。だから、次に私が向かう場所は、サニックスというチーム以外には考えられませんでした。これからも、フィールド内外で、ラグビー選手としてだけではなく人間として成長していきたいと思います」

 日本代表キャップ15を持つレメキはホンダからの移籍だ。その決定力は、ブルースにとって大きな武器となるだろう。「サニックスでラグビーをする機会を与えていただき、ありがとうございます。 選手やスタッフの皆さんと一緒に、ラグビーすることを楽しみにしています。 自分の持っている力を発揮し、チームに貢献していきます。新たなチャレンジをするため、ここに来ました」と意気込む。

2009年に来日したレメキ は、キヤノン、マツダでプレー。その後、2014年から6シーズンに渡ってホンダで活躍し、在籍中に帰化した。2016年のリオ五輪、昨年のワールドカップでサクラのジャージーを着てチームに貢献した。
 来年に延期された東京オリンピックへの出場も期待されている。


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