ラグビーリパブリック

フランスのトップ14は今シーズン打ち切りへ 松島参戦の来季は9月開幕目指す

2020.05.01

トップ14に属するカストル・オランピックのファン。楽しみは来季まで待つことに(Photo: Getty Images)


 フランスのクラブラグビー最高峰リーグである「トップ14」は、新型コロナウイルスの影響により、リーグの終盤戦やプレーオフを開催できぬまま2019-2020シーズンを終えることになった。

 新型コロナウイルスによる死者が2万4000人を超え、厳しい外出制限などを設けているフランスでは、段階的に制限を緩和する方針だが、エドゥアール・フィリップ首相は4月28日に議会で、「国内のプロスポーツや、5000人を超える人が集まるイベントは少なくとも9月まで許可されない」と述べた。
 これを受け、トップ14の主催者であるLNR(フレンチナショナルラグビーリーグ)は各クラブの会長とテレビ会議をおこない、2019-2020シーズンの打ち切りに合意。リーグ理事会の承認をもって決定となり、来シーズンの9月開幕へ向けて切り替えていくという。

 2019-2020シーズンのトップ14は、3月1日までに各チーム17試合を終えた時点で中断となり、2006年創部で初優勝を目指すボルドー・べグルが首位に立っていた。

 来季のトップ14は、日本代表のユーティリティBKである松島幸太朗がクレルモン・オーヴェルニュに加入することでも注目される。

Exit mobile version