ラグビーリパブリック

東京五輪は来年に延期 ワールドラグビーも支持を表明「密接に協力する」

2020.03.25

ひとつになろう(Photo: Getty Images)


 今年夏に開催される予定だった東京2020オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルスの世界的流行により、来年に延期されることが決まった。
 大会組織委員会によれば、3月24日に安倍晋三首相と森喜朗東京2020組織委員会会長がトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と電話会談をおこない、「アスリート及び観客の安心・安全を確保することが最も重要であり、この観点から、現在の世界の状況が継続的に悪化していることに鑑み、予定どおり本年7月に開催することは不可能であり、更には年内に開催することも不可能であり、延期とせざるを得ない旨一致した」という。
 大会中止は選択肢になく、遅くとも2021年夏までの実施に向けて具体的に検討していくとのこと。

 これを受け、ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビーは「IOCと東京2020組織委員会が下した、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催延期という慎重かつ必要な決断を支持します。アスリート、ファンおよび関係者すべての健康と安全は、我々共通の優先事項であり、責任であり、現在の非常に困難かつ前例のない状況において正しい判断がなされたと確信しています」と声明を発表した。

 東京オリンピックでは7人制ラグビー(セブンズ)が正式競技となっている。

 ワールドラグビーはさらに、「我々はパートナーシップ精神でIOC、東京2020組織委員会、そしてすべてのステークホルダーの方々と共に、大会の日程変更に向けて密接に協力することを楽しみにしています。また、傑出した大会となったラグビーワールドカップ2019日本大会で我々が得た経験から、ホスト国が今回の逆境を乗り越えて、従来にも増してより一層強く、さらに熱心にコミットして、格別なオリンピックを開催すると信じています」と述べた。

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 ラグビーワールドカップのオフィシャルソングである『World In Union』。
 歌詞には、「あらゆる人々が手をたずさえ、すべての国々が結びついて、ひとつになろう」という思いが込められています。世界中が、さまざまな困難を乗り越えようと努力し、いつか来る明るい未来に向かって進もうとしているいま、元気をくれるステキな歌です。
 ラグビーファンにはおなじみだと思いますが、この歌が、昨年のミスワールドでも歌われていたので紹介します。Miss Worldの公式YouTubeチャンネルからです。

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