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アイルランドが欧州6か国対抗2連勝 地元で昨季王者ウェールズ下す

2020.02.09

モールで押し込んだアイルランド。FLジョシュ・ファンデルフリヤーのトライが認められた(Photo: Getty Images)


 ヨーロッパの強豪6か国が競うシックスネーションズは、2月8日に2020シーズンの第2節を迎え、ダブリン(アイルランド)のアビバスタジアムでは、白星発進していた昨季王者のウェールズ代表と2年ぶりの王座奪還を狙うアイルランド代表が対戦、ホームチームのアイルランド代表が24-14で制し、開幕から2連勝となった

 序盤、優位に攻めながらウェールズの堅守に苦労していたアイルランドだったが、前半18分、FBジョーダン・ラーマーが鋭いステップと力強いレッグドライブで防御網を切り裂き、先制トライを挙げた。

 対するウェールズは26分、主将のLOアラン=ウィン・ジョーンズからオフロードパスをもらったSOダン・ビガーが敵陣22メートルライン内に侵入し、サポートについていたSHトモス・ウィリアムズにつないで5点を獲得。コンバージョン成功で逆転した。

 しかしアイルランドは31分、ゴール前のスクラムから攻め、パワフルランナーがタテを突いたあと、ボールをもらったPRタイグ・ファーロングが仲間の後押しを受けて前進、ゴールラインを越えてグラウンディングが認められ、再逆転した。

 12-7で折り返したアイルランドは46分(後半6分)、ラインアウトからモールで押し込み、主将であるSOジョニー・セクストンがコンバージョンキックを決め点差を広げた。

 アイルランドはその後、自陣深くで受け身の時間帯もあったが、FWがスクラムで相手の反則を引き出すなどしてピンチを脱出。
 74分にはWTBアンドリュー・コンウェイがチーム4トライ目を挙げ、貴重なボーナスポイントも獲得した。

 ウェールズは試合終了間際にトライを奪い返したが、反撃遅く、勝点を伸ばしたのはアイルランドだった。

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