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セブンズ強豪相手に日本苦戦… ケープタウン大会2日目はアメリカ、フィジーに大敗

2019.12.15

日本はアメリカ相手に粘るもトライを重ねられた(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 今シーズンのワールドラグビーセブンズシリーズに招待枠で参加している男子セブンズ日本代表だが、最下位に終わった第1ラウンドのドバイ大会に続き、第2ラウンドの南アフリカ・ケープタウン大会でも厳しいレッスンを受けている。
 大会2日目の現地時間12月14日、プールAで強豪のアメリカとフィジーに挑み、それぞれ0-42、7-54で敗れた。初日は南アフリカに大敗しており、プール戦は3戦全敗。最終日は15位決定戦に臨むこととなった。

 アメリカ戦の序盤は粘りを見せた日本だったが、前半5分に藤田慶和が反則で2分間の退出を命じられ、直後、スピードスターのカーリン・アイルズに先制された。1分後、数的不利のなかさらに失点し、ハーフタイム前にもトライを奪われアメリカペースに。
 後半はブレイクダウンでターンオーバーされるシーンが続き、キック&チェイスでもプレッシャーをかけられ、大差がついた。

 フィジー戦は、石垣航平が好走を連発したが相手のしぶとい守りで得点につなげられず、逆に、今年のワールドラグビー年間最優秀セブンズ選手であるジェリー・トゥワイなど、高い個人技を持つフィジアンに翻弄された。スピードやステップ、パスワークだけでなく、フィジカルも強い強豪相手に日本はブレイクダウンやキックオフボール争奪でも苦戦。
 ハーフタイム前、フィジーにイエローカードが出て、日本は敵陣深くでスクラムを選択したが、ターンオーバーされ、相手に華麗な走りとハンドスキルを見せつけられ、前半でほぼ勝負は決まった。
 日本は0-54で迎えた終盤、数的有利な状況のなか、林大成が敵陣深くでルーズボールを足にかけてインゴールで押さえ、今大会初得点を挙げるのが精いっぱいだった。

 15日、日本は今季初勝利を目指して15位決定戦でウェールズと対戦する。

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