ラグビーリパブリック

PNC開幕 W杯で日本と同組のサモアがトンガに逆転勝ち

2019.07.27

サモアの主将モトゥ・マトゥウ(左)とトンガの主将ナッシー・マヌー(Photo: World Rugby)

 2か月後開幕のラグビーワールドカップを見据えるフィジー、サモア、トンガ、アメリカ、カナダ、日本の6か国代表が参加する「パシフィック・ネーションズカップ 2019」が7月27日にキックオフを迎え、サモアの首都アピアでおこなわれたオープニングゲームは、ワールドカップで日本代表と同組に入るサモア代表が25-17でトンガ代表に逆転勝ちした。

 雨でグラウンドはぬかるみとなり、難しいコンディションのなか、前半をリードしたのはトンガだった。10分、相手がキック処理をミスしたところ、チェイスしていたCTBクーパー・ヴナ(元オーストラリア代表。代表資格変更が認められ、2016年からトンガ代表)が競り勝ってインゴールで押さえ、先制した。前半終了前にはFWがピック&ドライブを繰り返し、巨漢PRのベン・タメイフナが追加点。

 しかし、3-10で折り返し7点を追うサモアは後半早々、ハーフウェイのラインアウトからボールを動かし、初キャップのNO8アファ・アモサが突破、パスをもらったCTBアラパティ・レイウアがゴール左隅に飛び込み、コンバージョンも決まり同点となった。50分(後半10分)にはキック好調のSOウルパノ・セウテニがPGを決め勝ち越した。

 59分、粘り強く19フェイズを重ねたトンガがトライを挙げて逆転したが、その後、トンガに2枚のイエローカードが出て流れが変わる。数的有利となったサモアは、13-17で迎えた71分、8対7のスクラムで押し込みNO8アモサのトライで再逆転に成功。79分には敵陣深くで相手が落球してチャンスとなり、追加点を挙げて雨中の熱闘を制した。

 次週、サモア代表はフィジーのスバでアメリカ代表と対戦。黒星発進となったトンガ代表は、大阪・東大阪市花園ラグビー場で日本代表と激突する。

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