14年間在籍したスタッド・フランセを退団し、今年のラグビーワールドカップ後に引退するのではないかと噂されていたイタリア代表主将のセルジョ・パリッセが、フランスリーグのライバルチームであるトゥーロンに移籍することが決まった。
イタリア代表として現在138キャップを持ち、出場すれば自身にとって5大会目のワールドカップとなる2019年日本大会で世界歴代2位のテストキャップホルダーになる可能性があるエイトマンは、先週末、パリを本拠地とするスタッド・フランセを退団したことを明らかにし、2005年から在籍していた同クラブとファン、仲間たちに感謝の気持ちを伝えていた。9月に36歳の誕生日を迎えるパリッセについて、ワールドカップ日本大会をラグビー人生の集大成にするのではないかという噂もあったが、7月1日、トゥーロンが1年契約を結んだと発表。パリッセは、トゥーロン加入について「非常に誇りに思っている。私は自分の経験から、この若いチームに何かを提供できる」とコメントし、最高レベルでキャリアを終わらせることを決意している。
スター軍団と称されるトゥーロンだが、フランス最高峰リーグであるトップ14の2018-2019シーズンは9位に終わり、来季ヨーロピアン・チャンピオンズカップの出場権を逃しており、チーム再建へ向けて、リーダーとしても高く評価されるパリッセに期待するものは大きい。
パリッセ主将が率いるイタリア代表は、ラグビーワールドカップ2019日本大会ではプールBに入り、ニュージーランド、南アフリカ、ナミビア、カナダと対戦する。