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【ラグリパアンケート結果】最も好きなオールブラックスの選手は「ザ・キャプテン」

2019.06.24

先日募集したオールブラックスアンケートに多数のご応募をいただきありがとうございました。今回はその結果を発表します。

歴代のオールブラックスで最も好きな選手

1位 リッチー・マコウ

ワールドカップは2003年から4大会連続出場した(Photo: GettyImages)

言わずと知れたザ・キャプテンのリッチー・マコウがダントツの1位となった。ワールドカップには2003年大会から4大会連続で出場し、ワールドカップでの試合出場数は22試合で大会最多。2007年大会からキャプテンとしてチームを率いた。
応募者からは「世界最多キャップを世界最強のチームでそれもキャプテンとして戦い抜いたこと。負けることを許されないチームをまとめるプレッシャーは半端ない。レジェンド中のレジェンド。(広島県 40代 男性)」「類稀なるキャプテンシーの持ち主だが、プレーは目立つ事なく地味な事を必死にやっている姿に感動。(岩手県 50代 男性)」「圧倒的運動量、タフさ、リーダーシップがあるから。(大阪府 20代 女性)」「小学生の頃始めてオールブラックスを見たときに僕もあんなプレイヤーになりたいと思ったから。(神奈川県 10代 男性)」「個人としての力強さ、スター軍団の統率力、風貌の怖さなどなど、一人を挙げるとしたらマコウかな。(東京都 50代 男性)」など、キャプテンシーと献身的なプレーへの賞賛が非常に多かった 。


2位 ジョナ・ロムー

FWのような体格と驚異のスピードで多くのトライをあげた (Photo: GettyImages)

2位にはワールドカップで最もトライを挙げた男のひとり、ジョナ ロムーがランクイン。1995年大会と1999年大会合わせて15トライを記録した。
「誰にも止められないあの圧倒的なランは見ていてとてもワクワクしたから。(東京都 20代 男性)」「従来のウイング像を大きく覆すプレースタイルでの大活躍が今でも瞼に焼き付いています。(大分県 40代 男性)」「パワーとスピード兼ね備えた史上最強のモンスター。(宮城県 70代 男性)」


3位 ダン・カーター

2007、2011大会は怪我に泣かされたが2015大会の決勝で19得点の大活躍(Photo: GettyImages)

3位は昨年から神戸製鋼でプレーするダン・カーター。2007年大会、2011年大会とケガに泣かされたが2015年大会では決勝で19点を挙げ優勝に貢献した。
「基礎スキルのレベルがとても高く、いつも試合中の閃きに衝撃を受けるから。(兵庫県 10代 男性)」「歴代最高のスタンドオフ。得点記録保持者だし、112キャップ、文句なし。(東京都 20代 男性)」「キックが上手で目標とする選手だから。(千葉県 10代 男性)」「コンバージョンキックはもちろんのことタッチキックが上手い。 状況に合わせた指示などスタンドオフでは最高のプレイヤーだと思う(埼玉県 10代 男性)」
その選出理由には現在日本でもプレーを見ることができることからか若い人たちからの応募が多かった。

その他歴代のオールブラックスで最も好きな選手ランキングは以下の通り

1位 リッチー・マコウ
2位 ジョナ・ロムー
3位 ダン・カーター
4位 マーア・ノヌ
5位 カーロス・スペンサー
6位 ダミアン マッケンジー
7位 コンラッド・スミス
8位 タナ・ウマンガ
9位 マイケル・ジョーンズ
10位 クリスチャン・カレン

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オールブラックス最高の試合

1位 2015ワールドカップ決勝 オーストラリア戦

円熟期を迎えた選手たちを中心にワールドカップ史上初の連覇を達成 (Photo: GettyImages)

最も記憶に新しい前回大会の決勝戦が選ばれた。2011年大会に続く大会史上初の連覇で、地元開催以外で初の優勝となった。
「オールブラックスらしく、様々なバリエーションのトライを見せてくれた。加えてダン・カーターのドロップゴールありと見せどころ満載。(宮城県 70代 男性)」「リッチー・マコウや、ダン・カーターや、コンラッド・スミスがいて、史上最高のオールブラックスだったと思うからです。(福岡県 40代 男性)」「勝利する理想的な試合展開。終了間際のバレットのトライは強靭なスタミナで相手を圧倒するオールブラックスの象徴的なシーンだった。(東京都 20代 男性)」「代表引退する選手が、それぞれのベストを尽くして、また、次世代を担う選手ものびのびのプレーをする姿が、とても感動的だった。(東京都 40代 女性)」


2位 2011ワールドカップ決勝 フランス戦

自国開催の重圧をはね返し24年ぶりの優勝 (Photo: GettyImages)

2位は24年ぶりの優勝を果たした2011大会決勝のフランス戦。自国開催で苦しみながらの優勝が印象に残っているようだ。
「まさに悲願。ノーサイドの瞬間のマコウの姿は全国民の願いを叶えた嬉しさと達成感と安堵。様々な感情が溢れている。相手デュソトワールキャプテンの素晴らしさも伝わる見るもの全てが感動するゲーム。(京都府 30代 男性)」「8―7というロースコアが近年稀に見る死力を尽くした闘いだったことがわかる。開始前のハカに対し、フランスが取った行動も衝撃的だった。(福岡県 30代 男性)」「次から次へとチームの中心であるSOが怪我で退いていく中、自国開催で、国民からの絶対優勝という期待に応えるためにも、負けられない試合を重ねた決勝の試合。そういったプレッシャーの中、一点差のゲームを必死で逃げ切った後の、選手の喜びに感動したから。(大阪府 60代 男性)」


3位 2015ワールドカップ準々決勝 フランス戦

このフランス戦に完勝し一気に頂点に登りつめた(Photo: GettyImages)

3位は2位に引き続きフランス戦となった。数々の名勝負を繰り広げてきたオールブラックスとフランスとの戦いはファンにとって特別なようだ 。
「因縁の相手フランスを完膚無きまでに圧倒した試合。この試合を観て優勝を確信したから。(埼玉県 20代 学生)」「ワールドカップでのフランス戦は特別(愛知県 30代 男性)」 「ワールドカップにおいては苦手といわれたフランス相手に無慈悲なまでに攻め続けた姿。あれぞオールブラックス。自由自在にボールを動かし、決して手を抜かない。(千葉県 40代 男性)」

このほかには、 1987ワールドカップ決勝フランス戦や2017年のブリティッシュライオンズとの3戦目、2013年テストマッチアイルランド戦などに票が集まった。

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2019ワールドカップで最も期待する選手

1位 リーコ・イアオネ

2016年に代表デビュー。初めてのワールドカップでどのようなインパクトを残すか (Photo: GettyImages)

2016年代表デビューからトライを量産している22歳が僅差で1位となった。 「はじめてのワールドカップでどれだけ活躍してトライとるか見たい。(愛知県 20代 男性)」「22歳の若さで既に世界最高のウイングと言える選手。今、観ていて一番ワクワクする選手であり、縁の深い日本での大活躍を期待したい。(兵庫県 50代 男性)」「やはり、あのスピードです!大会トライ記録を更新して欲しいです。(千葉県 40代 男性)」


2位 ボーデン・バレット

ボーデンだけでなくバレット3兄弟の活躍に期待する声も多かった (Photo: GettyImages)

2年連続(2016年、2017年)世界最優秀選手が2位。
「パス、キック、ラン、何でもワクワクするプレーをするから。(大阪府 20代 女性)」「足の速さと自分から積極的に仕掛けていくプレーに期待しているから。(千葉県 10代 男性)」 「相手ディフェンス陣の切り裂くようなアタックがチームには不可欠だと思うから。(香川県 40代 男性)」
このほかにも「ダン・カーターの後を継いで優勝に貢献できるか楽しみだから。(大阪府 20代 男性)」などダン・カーターを超えられるか楽しみだという声が多かった。


3位 キアラン・リード

誰もが認めるマコウの後継者 (Photo: GettyImages)

通算100キャップを超える今大会のチームのキャプテンが3位に入った。
「世界最強のチームをまとめるキャプテンで、最高のバックローの一人。攻めても守っても中心にいる替えの効かない選手。(広島県 40代 男性)」「前回までの伝説的主将と比較してもひけをとらない選手だと思いますが初の主将としてのW杯をどう挑むか注目したいです。(大阪府 40代 男性)」

ワールドカップで最も期待するオールブラックスの選手ランキングは以下の通りです。

1位 リーコ・イアオネ
2位 ボーデン・バレット
3位 キアナン・リード
4位 アーディー・サヴェア
5位 ベン・スミス
6位 アーロン・スミス
7位 ブロディー・レタリック
8位 スコット・バレット 
9位 サム・ケイン
10位 マット・トッド

オールブラックスアンケートは以上のような結果となりました。今回も多数のご応募ありがとうございました。

ラグビーマガジンではワールドカップ3部作を発行します。その第一弾「ワールドカップ激闘の軌跡vol.1 オールブラックス!」が発売中です。ぜひ読んでみて下さい。

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・1987年の追憶
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・NZ代表「ワールドカップ」最強フィフィティーン
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・オールブラックスが2019年ワールドカップも勝てる理由
・第1回〜第8回のオールブラックス全成績 他

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