ラグビーリパブリック

W杯への候補メンバーから外れたバスタロー、フランス代表引退を発表。

2019.06.21

フランス代表の力強いラインブレイカーだったマチュー・バスタロー(Photo: Getty Images)

 ラグビーの世界的スター選手であるマチュー・バスタローが、ラグビーワールドカップ2019日本大会に出場するフランス代表の候補から外れた翌日(6月19日)、自身のツイッターなどでインターナショナルラグビーからの引退を発表した。

 体重が120キロ近くあるといわれている巨漢センターのバスタローは、フランス代表として54キャップを獲得し、2015年のワールドカップにも出場。今年のシックスネーションズ(欧州6か国対抗)では背番号13をつけ、副将としてもチームをけん引していた。
 しかし、フランス代表はゲームプランを見直し、スピードや、ボールを持っていないときの動きなどを重視したため、それらが十分ではないとみなされたバスタローは構想から外れ、ワールドカップトレーニングスコッドに選ばれなかった。

 フランス代表から引退することを決めた30歳のバスタローだが、現役は続ける予定。トゥーロンに在籍しているが、2020年はローン移籍でアメリカのラグビーユナイテッド・ニューヨークに加わり、発足から3年目となるメジャーリーグラグビー(MLR)でプレーすることになっている。

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