ジャパンラグビートップリーグ連覇を目指す神戸製鋼コベルコスティーラーズは6月12日、かねて獲得に動いていると噂されていたニュージーランド代表“オールブラックス”のブロディ・レタリック(28歳)について、2019年度新加入することを公式に発表した。
身長204センチ、体重121キロの大型LOであるレタリックは、ハードワーカーで空中戦はもちろん、フィジカルバトルも強く、ダイナミックな走りも魅力で、2014年にワールドラグビーの年間最優秀選手に選ばれた。
現在もオールブラックスの中心選手のひとりであり、今年のワールドカップ後に神戸製鋼に合流することとなる。
ワールドカップ3連覇を狙うオールブラックスからは、主将のNO8キアラン・リードがトヨタ自動車ヴェルブリッツに、レタリックと同じ最高峰LOであるサム・ホワイトロックがパナソニック ワイルドナイツ、FLリアム・スクワイアはNTTドコモレッドハリケーンズ、CTBライアン・クロッティはクボタスピアーズに新加入することが決まっており、日本ラグビー界は相次ぐ大物参戦で盛り上がりそうだ。
神戸製鋼入りが決まったレタリックは、「エキサイティングな気持ちでいっぱいです。日本でのプレーはもちろんのこと、新しい文化や人々と触れ合えることを楽しみにしています。神戸製鋼コベルコスティーラーズは歴史が深く、輝かしい実績を持っており、赤のジャージーを身にまとい、チームに貢献できることを心待ちにしています」とコメントした。
デーブ・ディロン ヘッドコーチは、「ブロディの加入を嬉しく思います。彼はワールドクラスのプレーヤーであると同時に人格者でもあり、我々が築いているチームカルチャーに貢献してくれると確信しています。彼の経験がコベルコスティーラーズにとって良い影響をもたらすことでしょう」と語り、チーム全員でレタリックをコベルコスティーラーズファミリーに迎えることを楽しみにしている。