東京2020オリンピックへの出場をかけた7人制ラグビー(セブンズ)の地域予選がいよいよ始まった。一番最初にキックオフを迎えたのは南米女子。現地時間6月1日、2日に10か国の代表チームが参加してペルーのリマで開催され、ブラジルが優勝し、2大会連続のオリンピック出場を決めた。
プールステージでベネズエラ、グアテマラ、パラグアイ、ペルーを圧倒すると、準決勝ではアルゼンチンを36-14で下し、決勝ではコロンビアに28-15で勝ち歓喜となった。
女子ブラジル代表は2016年に自国で開催されたリオデジャネイロ大会で3勝を挙げており、日本を破って9位という成績だった。その後、ワールドラグビー女子セブンズシリーズのコアチームから降格するなど低迷した時期もあったが、今年4月、昇格をかけた大会で優勝し、来季のワールドシリーズにフル参戦することも決まっている。
東京2020オリンピックの7人制ラグビーは、男子・女子それぞれ12チームが参加する。日本はホスト国として出場が決定。さらに、今季のワールドセブンズシリーズで最終総合順位がトップ4のチームにも東京オリンピック出場権が与えられることになっており、女子は、今月中旬におこなわれる最終ラウンドを前に、首位のニュージーランドがすでに東京行きの切符を獲得している。
なお、南米女子予選で2位だったコロンビアと3位のアルゼンチンは、来年6月末までにおこなわれる予定の敗者復活世界最終予選へ進む。