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フィジーが3季ぶりにワールドセブンズシリーズ総合優勝! 降格の日本は最終パリ大会14位

2019.06.03

2018-2019シーズンのチャンピオンはフィジー(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)

 男子7人制ラグビーの強豪国が世界各地を転戦しながら約半年にわたって競う「ワールドラグビー セブンズシリーズ」で、フィジーが3季ぶり4度目の総合優勝を果たした。2018-2019シーズンの最終・第10ラウンド、パリ大会が現地時間6月1日、2日におこなわれ、フィジーはカップ準決勝で総合1位を争っていたアメリカを33-14で下し、決勝では古くからのライバルであるニュージーランドに35-24で競り勝ち、今季5冠目獲得で締めくくった。

チャレンジトロフィーのイングランド戦でディフェンスを突破しようとする小澤大
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 日本はパリ大会14位。総合順位は、同シリーズにフル参戦できるコアチーム(15チーム)のなかで最下位となり、降格することとなった
 パリ大会では、チャレンジトロフィー(9位以下トーナメント)の準々決勝でイングランドに7-52と大敗した時点で降格が決まったが、続く13位以下トーナメントでは残留を争ったライバルのウェールズを33-17で下し、意地を見せた。そして13位決定戦では、パリ大会ベスト8入りの望みを砕いたスコットランド(プール最終戦で●21-22)と対戦し、リベンジしたかったが、延長にもつれた末、26-31で敗れた。日本は19点ビハインドから同点に追いつき、後半6分、藤田慶和のキックパスから本村直樹がゴールに持ち込み、勝ち越したが、フルタイムを報せるホーンが鳴るなか、スコットランドがトライを奪い返し、延長戦に突入。そして、延長のキックオフでボールを確保したスコットランドが一気にトライを奪い、日本は悔しい負けで今シーズンの戦いを終えた。

 なお、今シーズンの最終総合順位トップ4には東京2020オリンピックの出場権が与えられることになっており、1位:フィジー、2位:アメリカ、3位:ニュージーランド、4位:南アフリカが東京行きの切符を獲得している。

 シーズン最多トライを挙げたのはアメリカのスピードスター、カーリン・アイルズで、52トライ。得点王は、307得点を記録したニュージーランドのアンドリュー・ニュースタッブだった。

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