ワールドラグビーセブンズシリーズのコアチーム残留を目指した男子セブンズ日本代表だが、2018-2019シーズンの最終ラウンド・パリ大会で上位に入れず、シーズン総合ランキングでコアチーム(15チーム)中最下位が確定し、降格が決まった。
10大会が組まれた今季、9ラウンドを終えた時点で25ポイントを獲得していた15位の日本は、14位のケニア(27ポイント)、13位のウェールズ(30ポイント)と残留を争っていたが、パリ大会でケニアがベスト8入りを果たした一方、日本とウェールズはプールステージで上位に入れず9位以下のトーナメントに臨むこととなり、ケニアの残留がいち早く決定。
6月2日におこなわれた順位決定戦で、日本はできるだけ上位に食い込みウェールズとの5ポイント差を逆転する必要があったが、9位以下の8チームが臨んだチャレンジトロフィーの初戦で、日本はイングランドに7-52と大敗。ウェールズも敗れたが、13位以下のトーナメントにまわることになった日本は、今大会最大でも3ポイントしか獲得できない状況となったため、総合順位は逆転不可能で降格が決まった。
約1年後に開催される東京オリンピックの7人制ラグビー(セブンズ)でメダル獲得を狙う日本だが、ワールドセブンズシリーズのコアステータスを失ったため、オリンピック前の2019-2020シリーズにはフル参戦できない(一部の大会に招待チームとして参加すると思われる)。
女子セブンズ日本代表は2017-2018シーズンに最下位となって降格し、今年4月にあった昇格決定大会でも敗れており、日本は男女とも、強豪国と競えるワールドシリーズから外れて東京オリンピックへの強化を進めていかなければならないという、厳しい状況になった。