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ウェールズが7年ぶりの欧州グランドスラムに王手! スコットランドに競り勝つ

2019.03.10

堅守が光ったウェールズ。スチュアート・マキナリーをタックルで止めるダン・ビガー(Photo: Getty Images)

 ヨーロッパの強豪6か国が競う「2019 シックスネーションズ」は第4節に入り、開幕から唯一全勝のウェールズ代表は3月9日、敵地エディンバラのマレーフィールドでスコットランド代表に18-11で競り勝ち、2012年大会以来のグランドスラム(全勝優勝)に王手をかけた。さらに、チームのテストマッチ連勝記録を「13」に伸ばした。
 一方、今年秋に日本で開催されるワールドカップで日本代表と同組に入るスコットランド代表は、今大会1勝3敗となった。

 ウェールズは前半12分、左への展開で数的有利の状況を作ってWTBジョシュ・アダムスが抜け、最後のディフェンダーも振り切ってゴール中央に持ち込んだ。
 29分には敵陣22メートルライン内でFWを中心に23フェイズを重ね、空いたスペースをCTBジョナサン・デーヴィスが突いてフィニッシュ。15-6で折り返した。

 堅守を武器とするウェールズは後半、スコットランドに1トライしか許さず、最後まで粘り強いディフェンスを続け、試合終了間際にPGで加点し接戦を制した。

 グランドスラムがかかる最終戦は、3月16日に地元カーディフでアイルランド代表と対戦する。

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