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アメリカがついに頂点獲った! 地元で優勝しワールドセブンズシリーズ総合首位に浮上

2019.03.04

地元ラスベガスで最高の結果となったアメリカ。ファンも歓喜(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)

 2018-2019シーズンのワールドラグビーセブンズシリーズで、開幕からすべての大会で決勝に進みながらシルバーコレクターとなっていた男子セブンズアメリカ代表が、地元のラスベガスで開催された第5ラウンドで、ついに優勝を果たした。アメリカは昨年もラスベガス大会を制しており、連覇達成。今季総合ランキングではニュージーランドを抜いて首位に立った。

 大会初日のプールB第2戦でアルゼンチンに逆転負けし、ベスト8入りを逃す可能性もあったアメリカだが、なんとか同組2位通過でカップトーナメントに進み、準々決勝では昨季総合チャンピオンの南アフリカを29-10で下した。

 そして大会最終日の3月3日(日本時間4日)、準決勝でニュージーランドと対戦し、19-19で迎えた後半終了間際、数的有利の状況のなか、スピードスターのカーリン・アイルズが右外を抜けてインゴールに持ち込み、劇的な勝利となった。

準決勝でハットトリックを決めたアメリカのカーリン・アイルズ。劇的なウイニングトライシーン
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 金メダルをかけた戦いでは、リオ・オリンピック後からセブンズの名将ゴードン・ティッチェン(元ニュージーランド代表ヘッドコーチ)のもとで鍛えられ3年ぶりの決勝進出となったサモアと対戦し、27-0で完勝。優勝が決まると大勢のファンがグラウンドになだれこんでアメリカ代表選手を祝福し、サム・ボイド スタジアムは歓喜に包まれていた。

 なお、13位以下のトーナメントにまわった日本はウェールズに14-31で敗れ、15位タイ(最下位)に終わっている。

 次の第6ラウンドはカナダのバンクーバーで、現地時間3月9日、10日におこなわれる。

2016年5月のパリセブンズで優勝して以来の決勝進出を果たしたサモア。東京オリンピックへ向け着実に成長中
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)
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