南アフリカの2018年最優秀選手が2月7日に発表され、同国代表“スプリングボックス”のフランカー、ロックとして46キャップを持つ26歳のピーター=ステフ・デュトイ(ストーマーズ)が2年ぶり2度目の大賞に輝いた。
かつて白人と非白人で分かれていたラグビー団体が一緒になり、現在の南アラグビー協会が創立されたのは1992年で、それ以来、『SA Rugby Player of the Year』に2回以上選ばれたのはデュトイを含めて5人しかいない。過去にはブライアン・ハバナ(2005、2007、2012)、スカルク・バーガー(2004、2011)、ジャン・デヴィリアーズ(2008、2013)、フーリー・デュプレア(2006、2009)が偉大なベストプレーヤーとして称えられた。
デュトイは昨年、キャプテンを務めた6月のウェールズ戦をはじめ、テストマッチ全14試合に出場。タックル202回、ボールキャリー128回、ラインアウトでも活躍するなど、ハードワークとリーダーシップが高く評価された。
年間最優秀新人賞は、6月のイングランド戦でデビューして以来6キャップを獲得したウィングのシブシソ・ンコシ(シャークス)が受賞。チーム・オブ・ザ・イヤーは、2季連続でHSBCワールドラグビーセブンズシリーズの総合チャンピオンとなったスプリンボック・セブンズ(別名:ブリッツボッカ/7人制南ア代表)が選ばれ、同チームを率いるニール・パウエルが最優秀コーチ賞を受賞した。