ラグビーリパブリック

フィジーが東京五輪へ向け着々とチーム力アップ NZセブンズ制し総合首位に浮上

2019.01.27

決勝でアメリカの選手を振り切り2トライを挙げたフィジーのジェリー・トゥワイ(Photo: Getty Images)

ハミルトンで優勝カップを獲得したフィジー(Photo: Getty Images)

 2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得したフィジーが、1年半後の東京オリンピックへ向けて調子を上げてきた。ワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019の第3ラウンドが1月26、27日にハミルトン(ニュージーランド)で開催され、移住者と思われる人たちなど多くのサポーターが声援を送るなか、盤石の強さで優勝した。フィジーは第2ラウンドのケープタウン大会(南アフリカ)も制しており、今季2冠目で総合ランキング首位に浮上した。

 フィジーは27日のカップトーナメントで、カナダを33-7、南アフリカを29-7で下して決勝に進み、最後はアメリカに38-0で快勝。攻守で圧倒し、自陣深くで耐えたあとカウンターラックでボールを奪い返してジェリー・トゥワイが約95メートル独走するなど、計6トライを挙げた。

 アメリカは今季3大会連続で決勝に進みながら、またしても銀メダルに終わった。

 地元で優勝が期待されたニュージーランドは、準決勝でアメリカに7-17と惜敗。順調に勝ち上がったがこの試合ではエラーが多く、危険なタックルをした選手がイエローカードをもらって数的不利の時間帯に逆転されるなど、痛恨の敗退となった。

 日本は5戦全敗で、2大会連続15位タイ(最下位)に終わっている

 第4ラウンドは次週(2月2日、3日)、オーストラリアのシドニーで開催される。

3位決定戦はNZが南アフリカを29-7で下し、ホスト国の意地を見せた(Photo: Getty Images)
満員の観客で盛り上がったハミルトンセブンズ(Photo: Getty Images)
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