フィジーに遠征中のジュニア・ジャパンは3月13日、南太平洋の若手有望選手たちと戦う「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2018」の第2節でフィジー・ウォリアーズと対戦し、3−28で敗れた。開幕戦ではトンガAに逆転勝ちしており、これで1勝1敗となった。
フィジー代表に次ぐセカンドチームのウォリアーズは大会3連覇を狙う強豪で、ジュニア・ジャパンはパワーとスピードで上回る相手に果敢に挑み、FB根塚洸雅(法政大)のキレのある走りやNO8テビタ・タタフ(東海大)の力強い突進などもあったが、ノートライに終わった。セットピースやブレイクダウンで苦しみ、試合後、現地テレビのインタビューに応じたキャプテンのSO眞野泰地は「反則があって自分たちのペースをつかめなかった」とコメントした。
序盤に先制トライを許したジュニア・ジャパンは、3−7で迎えた前半25分、自陣深くのスクラムで反則が続き、イエローカードを提示されて数的不利となったが、勇敢なタックルの連続で直後のピンチを脱出した。しかし34分、再びフィジー・ウォリアーズに22メートルライン内まで入られ、ラインアウトからのモールドライブは耐えたものの、ブレイクダウン後にボールを手にした相手HOに密集を抜けられ、11点ビハインドとなって折り返した。
後半の序盤もフィジー・ウォリアーズのFW・BK一体となったスピーディーな継続ラグビーを懸命に止めていたジュニア・ジャパンだが、46分(後半6分)、自陣深くでのラインアウトが乱れ、失点した。フィジーの選手たちはさらにリスタート後、キック&チェイスでプレッシャーをかけてカウンターラックでターンオーバーすると、展開からFWの好走とオフロードの連続で4トライ目を挙げ、リードを広げた。
ジュニア・ジャパンはテンポよくフェイズを重ねて敵陣深くに入ったシーンや、スクラムでやり返すこともあり、終盤には自陣からの果敢なアタックでつなぎ執念を見せたが、トライを奪うことはできなかった。
ジュニア・ジャパンは17日の最終節でサモアAと対戦する。そのサモアAは、第2節でトンガAに40−10で快勝した。