今年6月、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でプレーするブルーズのモアラ
(Photo: Getty Images)
昨シーズンのフランス王者であるクレルモン・オーヴェルニュは12月22日、ニュージーランド代表として4キャップを持つジョージ・モアラ(27歳)と来季からの3年契約を結んだと発表した。
現在、出身地のオークランドを本拠地とするブルーズに所属するモアラは、2018年のスーパーラグビーが終わったあと、クレルモンに合流する予定。
パワフルなラインブレイカーであるモアラは、2015年7月のサモア戦でニュージーランド代表デビュー。怪我もあって昨年11月を最後に遠ざかっていたオールブラックスへの復帰も期待されていたが、フランス行きを決めたことで代表キャリアは終わりになる可能性が高い。
クレルモン側は、「彼は多才で、ピッチの真ん中にたくさんの強さをもたらすだろう。ディフェンスに優れており、攻撃では力強さとステップで突破口を開くことができる」と期待している。
クレルモンは連覇を狙う今季トップ14で現在9位だが、リーグ戦はまだ折り返し前。悲願の初優勝を目指す欧州チャンピオンズカップでは、プールステージで開幕から4連勝と好調だ。
ブルーズは、昨季スーパーラグビーでは9位に終わっており、モアラと一緒に戦うラストシーズンの2018年大会は7季ぶりのプレーオフ進出が期待される(優勝は2003年が最後)。