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U20日本代表がナミビア下し決勝進出! 優勝&昇格かけポルトガルと激突へ

2017.09.07

ナミビアのディフェンスを突破する松岡祐斗(Photo: Frankie Deges / World Rugby)

 20歳以下世代の最高峰大会「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ」への再昇格を目指すU20日本代表が、下部大会の「ワールドラグビー U20トロフィー 2017」で決勝進出を決めた。
 ウルグアイのプンタ・デル・エステで9月6日、プールAの1位通過をかけてU20ナミビア代表と全勝対決をおこない、33−13で熱闘を制した。
 日本は立ち上がりよく、前半6分、ラインアウトからのモールで前進してHO武井日向(明治大2年)がインゴールに押さえ、先制した。FB中孝祐(関西学院大2年)がコンバージョンキックを決め、7−0とする。
 対するナミビアは15分、パワフルなFWがゲインしたあと、SOからのキックパスを右WTBが確保してゴールに持ち込み、2点差となった。アフリカチームはさらに20分、スクラムでターンオーバーしてテンポよく左に展開し、左WTBがゴールへ駆け抜け逆転した。
 しかし日本は27分、FWが敵陣深くでピック&ゴーを繰り返し、最後はFLファウルア・マキシ(天理大3年)がインゴールに突っ込み再逆転。
 ハーフタイム前にナミビアにPGを決められたが、14−13とリードして前半を終えた。
 前半から、ゴールに迫りながら何度が好機を逃すシーンがあった日本だが、51分(後半11分)、またもFWを中心とした連続攻撃でゴールラインに近づくと、FLマキシがトライを取り切り、大きな追加点を獲得した。その4分後にはNO8フェインガ・ファカイ(京都産業大2年)が力強い走りでゴールに迫り、SO眞野泰地キャプテン(東海大2年)のトライにつながった。そして61分にはゴール前のモールからFLマキシが持ち出し、ハットトリックを達成。
 ナミビアは走力もありアグレッシブだったが、日本は後半、無失点で終え、プールA3連勝で決勝進出となった。
「第2戦のU20カナダ代表戦でできた速さ・低さ・緻密さを前面に出して挑んだ。前半の入りはとても良かったが、その後エリアの獲得ができず、キックでの攻防でも支配ができないままミスを重ね、相手ペースの時間を作ってしまった。その苦しい時間帯に、力強さを加え、U20日本代表らしいプレーに立ち戻ったことが後半の戦いにつながった。決勝戦までに修正することはあるが、それを決勝戦までの伸びしろと捉えている。最後の最後まで成長するチームとして戦ってくれることを期待している」(遠藤哲ヘッドコーチ)
 プールBで1位になったのはポルトガル。開催国のウルグアイが香港を66−10と圧倒して2勝1敗(総勝点11)でプールステージの戦いを終えると、2勝0敗(総勝点8)で最後のフィジー戦に臨んだポルトガルは16−13で勝利。試合終了間際に同点を狙ったフィジーのPGが決まれば、引き分けでポルトガルの総勝点は10となり、ウルグアイが1位になるところだったが、敵陣22メートルライン付近、ゴールポストほぼ正面からのショットは左ポストに当たって不成功となり、ポルトガルがプールB全勝で初の決勝進出を決めた。
 U20日本代表×U20ポルトガル代表の決勝は、現地時間9月10日(日本時間11日)にモンテビデオのエスタディオ・チャルーアでおこなわれる。
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