前半、ゴールへ駆けトライを決めたU20日本代表のWTB山村知也(撮影:出村謙知)
世界トップ12か国が集う「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ」で残留をめざしたU20日本代表だったが、イングランドで開催された2016年大会で最下位となり、下部大会(ワールドラグビー U20トロフィー)への降格が決まった。
25日にマンチェスターでおこなわれた11位・12位決定戦、U20日本代表はU20イタリア代表に17−41で大敗した。
前半5分に日本がPGで先制したが、9分、イタリアはゴール前でFWが突進を繰り返したあとSOからのキックパスを左WTBがインゴールに押さえ、逆転。20分にはラインアウトからモールで押し込み、追加点でリードを広げた。
日本は22分、自陣でのクイックスローインから攻め上がり、左サイドをつないでWTB山村知也がゴールへ駆け抜け2点差に詰める。
しかし31分、イタリアがPG成功で10−15。前半終了前にはスカイブルーの11番がキックを使って再びファイブポインターとなり、10−20で前半を終えた。
大型FWを擁するイタリアはその後も優勢にゲームを進め、49分(後半9分)にHOがトライ。57分にはNO8がパワフルにゴールへ持ち込み、勝負を決めた。
イタリアが66分に6トライ目を挙げたあと、日本は75分にNO8テビタ・タタフがゴールラインを割ったが逆転には遠く及ばず、今大会を5戦全敗で終えた。
なお、今年のU20トロフィー大会はサモアが優勝し、U20チャンピオンシップへの再昇格を決めている。