スーパーラグビー2013(ブルーズ)での活躍が評価され、3年ぶりにオールブラックスに復帰したCTB/WTBレネ・レンジャー(26歳)だが、ニュージーランドを離れてフランスへ旅立つ決断をした。
オールブラックスのスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチから声がかかる前に、フランス1部リーグのモンペリエから3年総額100万ドル(約7600万円)以上ともいわれる高額オファーを受けていたレンジャー。ニュージーランドのメディアによれば、昨年12月に契約書にサインしていたという。しかし、代表復帰により彼の心は揺れ、マネージャーを通じて契約解除を模索していたが、モンペリエ側が約30万NZドル(2300万円)の解約金を求めたといわれており、結局2年契約でまとまった。20日、本人も移籍することを公に認めた。
ニュージーランドラグビー協会は、海外を拠点とする選手をオールブラックスの選考対象にはしない。
2015年ワールドカップ前に帰国可能な道を残したが、連覇を目指すニュージーランド代表の強化プランからは外れることになるため、ブラックジャージーを着るのは今年が最後になるかもしれない。
レンジャーは、22日にニュープリマスで行われるフランス代表とのテストマッチ第3戦に、左WTBで先発予定だ。
フランス行きを決めたレネ・レンジャー。NZ代表だけでなくブルーズにとっても大きな損失
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)