ラグビーリパブリック

世界的豪華メンバー揃う仏トゥーロン 今度は3年契約でハバナ獲得

2013.01.12


habana


 


 南アフリカの最高フィニッシャー、WTBブライアン・ハバナ(29歳)が、3年契約でフランスのトゥーロンへ移籍することが明らかになった。以前から噂はあったが、11日、現在所属するストーマーズ(ウェスタン・プロヴィンス)が正式に発表した。
 南アフリカの年間最優秀選手に輝くこと3回(2005、2007、2012)、2007年には国際ラグビーボードの年間大賞も受賞した。テストマッチ83試合に出場し、南ア代表選手として歴代最多の47トライを記録している世界的スピードスターは、今年のスーパーラグビー終了後にフランスへ旅立つ。



 ブルズ時代にカリーカップ(国内最高峰選手権)と南半球スーパーラグビーで優勝、スプリングボックスではワールドカップやトライネーションズなどほとんどのタイトルを獲得し、「海外の新しい環境で、これまでと異なる相手に対し、自分自身を試してみたかった」というハバナ。しかし、2010年にストーマーズへ移籍してからはスーパーラグビーの栄冠を獲得しておらず、愛するチームに今年こそ初優勝をもたらしてからサポーターに別れを告げたいところだ。
 ケープタウンを離れるが、南ア協会はニュージーランド協会などと違い、海外を拠点とする選手も代表チームに招集するため、「スプリングボックスとしてプレーすることは私の生きがい。母国に対して背を向けることは絶対にない」と語る英雄の、グリーン&ゴールド姿は今後も見られるはずである。



 世界で最も資金力豊富なクラブのひとつといわれるトゥーロンは、SOジョニー・ウィルキンソン(元イングランド代表)や、SH/SOフレデリック・ミシャラク(フランス代表)、CTBマット・ギタウ(元オーストラリア代表)、LOバッキース・ボタ、FL/NO8ジョー・ファンニーカーク(ともに元南ア代表)、PRカール・ハイマン(元ニュージーランド代表)、FL/NO8フアン・マルティン・フェルナンデス・ロッベ(アルゼンチン代表主将)など、そうそうたるメンバーを擁し、フランス最高峰リーグのトップ14で現在首位に立っている。
 だが彼らの補強は止まることを知らない。日本ラグビーの2012−13シーズン終了後には、LO/FLダニー・ロッソウ(サントリー)も加わることが決まっており、さらにフランスの一部メディアによれば、2007年に南ア代表主将としてワールドカップ優勝を遂げたHOジョン・スミット(サラセンズ)の獲得も狙っているという。


 

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