ラグビーリパブリック

トゥーロンFLステフォン・アーミテージ 禁止薬物に陽性反応

2012.07.26

 フランスのラグビー専門紙「ミディ・オランピック」の電子版(RUGBYRAMA.fr)は25日、トゥーロンに所属する元イングランド代表のFLステフォン・アーミテージ(26歳)が、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したと報じた。
 記事によれば、ドーピングテストは6月9日にトゥーロンとトゥールーズの間で行われたトップ14(フランス最高峰選手権)決勝後に実施され、背中の痛みを和らげるための鎮痛剤服用により、禁止物質のモルヒネが検出されたという。
 トゥーロンはこの件に関し文書で声明を発表し、「ステフォン・アーミテージはパフォーマンスを向上させるために違法物質を服用したことは一切なく、フランス・アンチドーピング機構(AFLD)の厳しい検査によって許可された薬を使用しただけである」とアーミテージを擁護した。
 背中の痛みで苦しんでいたアーミテージはゲームが行われた週に、処方された抗炎症薬とパラセタモールとコデインの入った鎮痛剤を1日に2〜4錠服用し、試合前にその鎮痛剤タブレットを2錠飲んだが、いずれもAFLDによって許可された薬だとトゥーロンは主張している。
 さらに、ステフォン・アーミテージの尿にモルヒネが検出されたのは、パラセタモール ・コデイン服用による自然の副作用であるとの見解を示した。
 フランスラグビー協会のアンチドーピング委員会に出席する8月21日まで、アーミテージの選手資格は一時停止となる。


 

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