2011−2012トップリーグのMVPであり、サントリーサンゴリアスの2冠達成に大きく貢献したFLジョージ・スミスが、欧州シーズンが終了する今年6月まで、パリに本拠地を置くスタッド・フランセに加わることが明らかになった。チームが公式サイトで伝えている。
欧州チャレンジカップ準々決勝(4月5日/エクセター戦)を控えるスタッド・フランセは、今季加入したばかりのトンガ人FLレイ・トミキが故障で離脱したため、メディカル・カバー選手としてスミスと短期契約を結んだ。
オーストラリア代表として110キャップを持つハードワーカーの31歳は、サントリーでプレーする前はトゥーロンに1シーズン在籍していたため、フランスラグビーはすでに経験している。
また、ニュージーランドの全国紙『NZヘラルド』によれば、同じくサントリーで奮闘したSOトゥシ・ピシが、ハリケーンズの一員として南半球スーパーラグビーに挑むため、21日午前中に首都ウェリントンに到着したとのこと。サモア代表として昨年のワールドカップでも活躍した29歳は、クルセーダーズに所属していた2007年にスーパーラグビーを経験しているが、20歳のSOボーデン・バリットも成長しており、激しいポジション争いがハリケーンズのバックラインに活気をもたらしそうだ。
そして、今週月曜日にコカ・コーラウエストレッドスパークスから退団が発表されたばかりのルースFWアンガス・マクドナルドは、今度はスコットランドのクラブチームに加わることが決定した。
ラボダイレクト・プロ12(セルティックリーグ)に属するグラスゴー・ウォーリアーズが20日、ニュージーランド代表として2キャップを持つマクドナルドと、来季からの2年契約を結んだと発表。チームには、三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーしていたトンガ代表のNO8ヴィリアミ・マアフも加わることが決定しており、日本ラグビー界を経験した男たちの新天地での活躍が期待される。
2011年度日本ラグビー界で最も活躍が光ったサントリーのジョージ・スミス
(撮影:松本かおり)