4月中旬にチームメイトとケンカ騒動を起こし、所属するトゥーロン(フランス)から解雇通告が出されるのは時間の問題とみられていたウエールズのお騒がせ男ギャヴィン・ヘンソンは、今シーズンはこのままチームに残ることが明らかになった。クラブ会長と首脳陣が協議をし、2日にトゥーロンが発表した。
今シーズン、故障者が続出していたトゥーロンは短期契約でサラセンズ(イングランド)にいたヘンソンを途中獲得し、ヘンソンは新天地で2試合に出場。しかしながら、酒の席で主将や主力選手を痛烈に批判し、チーム内で孤立していた。トゥーロンはフランス国内選手権トップ14でプレーオフ争いをしている最中であり、戦力のひとりとしてヘンソンを必要とした格好となる。
しかしながら、彼が非難の矛先を向けた司令塔ジョニー・ウィルキンソンはトゥーロンで確固たる地位を築いており、来シーズンはオーストラリア代表のマット・ギタウも加入することから、ポジションが重なるヘンソンの未来は不明のままだ。