今シーズンのハイネケンカップで準々決勝進出を果たしたトゥーロン(フランス)は23日、元オーストラリア代表の世界的FLジョージ・スミスが今シーズン限りで退団すると発表した。ラグビー情報サイト『Planet Rugby』によれば、新たな移籍先は昨シーズンのトップリーグ王者パナソニックワイルドナイツ。
スミスは20歳でオーストラリア代表デビューを果たして以来、ブレイクダウンでのボール争奪を得意とする“ジャッカル名人”として知られ、獲得した代表キャップ「110」はフランカーとして世界最多。29歳と4日でのテストマッチ100試合出場は史上最年少記録である。
2010年2月に代表引退を自ら発表したが、現在30歳であり、いまなお世界最高峰FLであることに変わりはない。11年間所属したブランビーズ(オーストラリア)ではスーパーラグビー優勝を2度達成し、2010年7月から新天地フランスで活躍していた。オーストラリアの年間最優秀選手に贈られる「ジョン・イールズ・メダル」を唯一2度受賞(2002年、2008年)した超大物である。