フランスの最高峰リーグトップ14は第24節が終了し、上位6チームが進出できるプレーオフをめぐって大混戦になってきた。ファンのボルテージも上がってきており、ラグビー情報サイト「RUGBY 365」によれば、週末には1試合平均2万5702人、合計17万9916人の観客がスタジアム観戦し、これまでの最多動員記録15万2000人を大きく上回った。
勝てば準決勝進出がほぼ確定だったトゥールーズは、ホームで意地を見せたトゥーロンにノートライに抑えられ、足踏み。勝点で首位に並ぶチャンスだった2位ラシン・メトロはペルピニャン相手に苦杯をなめた。前節終了時点で3位だったモンペリエはホームで痛い逆転負け、順位を一気に6位まで下げた。総当たりリーグ戦は残り2節のみ。3位のカストルから9位のアビロン・バイヨンヌまで勝点差は「6」しかなく、プレーオフ進出をめぐる激しいバトルは最後まで続きそうだ。
一方、下部リーグ降格争いも白熱しており、今週末にはアジャンが勝利したため危機を脱出した。最下位のブルゴアンは降格確定だが、下部リーグ(Pro D2)へ自動降格となるのは2チームであり、13位のスポットを脱出しようとラ・ロシェルとブリーヴがもがいている。