■ネーションズチャンピオンシップ2026[ラウンド4]
11月7日@プリンシパリティ スタジアム(カーディフ)
【日本 21-28 ウエールズ】
世界トップ12か国が参戦する新設大会「ネーションズチャンピオンシップ」が11月に再開、ヨーロッパに舞台を移した「北半球シリーズ」が始まった。南半球グループに属する日本代表は7月の南半球シリーズ終了時点でグループ5位、1勝2敗・勝ち点4の戦績を残してきた。欧州遠征1戦目はカーディフに向かい、ここまで1勝2敗・勝ち点5で北半球グループ5位のウエールズ代表に挑んだ。
先制はウエールズ。前半3分、ラインアウトを起点に左サイドを攻め込みPRアーチー・グリフィンがトライ(G)、7点を先行した。日本もすぐに反撃する。10分にキックでボールを前に進めてから深い位置でターンオーバーに成功すると、FLベン・ガンターが右方向へ走り切ってグラウンディング、SH齋藤直人のコンバージョンも決まり同点に追いついた。
ウエールズは27分、蹴り合いから左方向へ攻め込むと、細かくボールを動かしてWTBジョシュ・アダムズがフィニッシュ、7点を勝ち越した。日本はまたもすぐに取り返す。ペナルティ起点のラインアウトからLOワーナー・ディアンズが左中間をパワーで押し込み、再び同点に追いついた。
効果的なゲインからチャンスを作るウエールズは37分にWTBルイス・リース=ザミットが右サイドから切り込んで3度目のリードを奪う。直後、日本もトライラインまで迫るが決めきれず、21-14でウエールズが先行するスコアでハーフタイムに突入した。
後半は互いに我慢の時間帯が続いた。ウエールズが均衡を破ったのは28分、日本が蹴り上げたキックボールが乱れアンストラクチャーな状況下でFBブレア・マレーが前進すると、WTBアダムズにつないで左スミに自身2本目のトライ(G)をマーク。リードを14点に広げた。
しかし日本も諦めずに攻めの姿勢を示す。34分にはHO佐藤健次のゲインを起点にトライゾーンへ迫り、PRオペティ・ヘルからオフロードパスを受けたSH福田健太が中央を抜けた。7点差に縮めてからも敵陣を進んだが及ばず、28-21でウエールズが勝利をつかんだ。
大会2勝目を挙げたウエールズは4トライ以上のボーナスポイントを含め、勝ち点5を獲得した。一方敗れた日本は7点差以内の敗戦で得られるBP1点を加えた。
試合後、エディー・ジョーンズHCは「相手の22mライン内に入った中で得点につなげられなければ差が出てしまう。我々は3回チャンスがあったのにスコアできず、逆にウエールズは22m内に入った時にポイントを稼いでいた」として、“決定力不足”を敗因の一つに挙げた。
共同ゲームキャプテンを務めたSH齋藤直人も同調しながら「残り3戦ある。チームとしてしっかりと切り替えて、次のイングランド戦に向かっていきたい」とコメントした。
