■花園東京都予選
11月8日@秩父宮ラグビー場(東京)
【目黒学院 22-10 東京】
高校ラグビーの花園予選は11月に入り各地で佳境を迎えている。11月8日には秩父宮ラグビー場で東京都第1、第2地区の決勝がおこなわれた。
第1試合では、春の都大会王者で6月の関東大会ではAブロック3位の成績を残した目黒学院が、都大会の準決勝で27-7と勝利している東京高と対戦。焦点を絞った東京の鋭い攻守に最終盤まで苦しめられたものの、22-10で振り切って7年連続25回目の花園出場を決めた。
これまで何度もこの舞台で激闘を繰り広げてきたライバルの激突らしく、試合は序盤からタイトな流れで進んだ。開始2分に東京が看板のモールを押し切ってFL岩下晴哉のトライで先制すれば、目黒学院も7分にBKの外展開からWTB高野遥久が走り切って振り出しに戻す。
目黒学院は16分にもゴール前でFWが圧力をかけ、外のオーバーラップをCTB鈴木健琉が仕留めて勝ち越し。しかし東京も続くターンで相手陣深くまで攻め入り、FW勝負からPR吉原優波が右中間に押さえる。これでふたたび12-12のイーブンとなった。
それでも地力に勝る目黒学院は24分、ゴール前で獲得したペナルティからNO8フィナウ・シオネがクイックタップで仕掛け、ポスト左にグラウンディング。19-12とリードしてハーフタイムを迎えた。
サイドが入れ替わった後半はさらに拮抗した流れとなる。風上に回った目黒学院がほとんどの時間を相手陣で過ごし、何度もゴール前へ迫るが、東京は出足鋭いタックルと粘り強い絡みで再三ボールを奪取。ワンチャンスで追いつける7点差のまま、ゲームは最終盤に突入する。
緊迫した空気が漂う中、ようやく次の得点が生まれたのは30分だ。身上のコンタクトで厳しく体を当ててプレッシャーをかける目黒学院は、22㍍線内まで前進してペナルティを獲得。キャプテンのSO須川大輝がPGを通し、22-12と10点差に突き放す。
東京もここでファイティングポーズを崩さず、渾身のアタックでロスタイムに相手トライラインに迫ったが、目黒学院は気迫満点のディフェンスで対抗。最後の一線を死守し、歓喜の瞬間を迎えた。
