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4強出揃う。第106回全国高校大会東京都予選準々決勝リポート(10月18日)

2026.10.21

大東大一×明治学院東村山。大東大一が最後のチャンスをモールで同点に結び付ける(筆者撮影)

 冬の花園を目指す高校生ラガーマン。東京都大会は10月18日に第1地区、第2地区の準々決勝8試合をおこない、それぞれ4強が決まった。11月1日におこなわれる準決勝は第1地区が7大会25回目の連続出場を目指す目黒学院×明大中野、東京×成城学園戦だ。第2地区も2大会連続、節目の10度目出場をかける早稲田実業×大東大一、國學院久我山×成蹊の顔合わせとなった。

【第1地区準々決勝】
 目黒学院は都立高で唯一残った都石神井と対戦。寄せ付けず102-0で危なげなく4強入りした。

明大中野が開始2分で先制トライ。前半だけで6トライを奪った

 目黒学院との対戦権を得る試合は明大中野と早大学院の「高校早明戦」。明大中野がトライを奪い59―21でライバル対決を制した。前半、明大中野のキックオフを早大学院が自陣で落としてしまう。わずか5秒の出来事。明大中野は敵陣右中間スクラムから継続し、最後はFL大内悠輝(3年)がポスト左へ入った。Gは主将のCTB石上蒼太朗(3年)が決めて7点を先制。

 さらにリスタートのボールを確保すると、早大学院が反則を犯す。明大中野はゴール前ラインアウトへ進むとモールを押し込んでHO豊島隼(2年)が仕留めた。さらに3トライを追加後の28分、スクラム起点でバックスがトライをマークする。G成功し38-0、試合の大勢を決めた。早大学院もここから粘りを見せ、左中間トライゾーンへ入り7点を返してハーフタームを迎えた。

 後半も2分、明大中野が攻撃を継続し右中間インゴールへ運んだ。4分後にもBKが左へ入る。G決めて早くも50点を超えた。さらに1トライ加える。

 早大学院は23分にPR小幡礼人(3年)がトライラインを越えると、終了前にSO栗橋大悟(2年)が中央へ運んだがここまで。明大中野は10大会(第96回大会)ぶりの花園切符を狙う。

早大学院も後半、残り10分で連続トライをマーク

 第1地区、別のブロックは東京が92-0と青山学院をゼロ封した。東京の花園出場は第99回大会が最後。成城学園は保善に23-21と競り勝ち準決勝へ進んだ。
 
【第2地区準々決勝】
 早稲田実業も明大八王子グラウンドで明大八王子との「早明戦」を戦い、61―17と完勝で次戦に駒を進めた。

 早実と対戦するチームは大東大一×明治学院東村山の勝者だ。実に7度にわたる逆転劇で大東大一が35―33とサヨナラ勝ちし、準決勝切符を得た。

 明学東村山のホームでおこなわれた一戦。家族やOB・OGもつめかけたホームチームの東村山は、グリーンジャージが試合開始から大東大一エリアへ入る。12分、セットプレーから継続しFB粕谷琉衣(3年)が左中間トライゾーンへ5点をマークした。

 大東一は自慢のモールを組み、東村山を押し込む戦いを選択する。19分、ゴール前5メートルのスクラムを押し込む。さらにモールを作るとフォワードが5点を返し同点に。GはSO石原莉久(3年)が蹴りこみ最初の逆転になる(7―5)。

 一方東村山は22分、リスタートからつないでCTB 荒木喜久次郎(3年)のランなどで敵陣22メートル線内へ進むと、最後はSH保坂優太(3年)が中央へ決めた。G成功し12-7と再逆転。しかし28分、大東大一はゴール前ラインアウトを得ると、じわじわとFWで前進しNO8小林鉄生(2年)がねじ込む。GもSO石原が決めて14-12と3回目の逆転で後半へ突入した。

 すると5分、東村山がモールのお返しで5点を奪い、Gも成功して19-14とする。大東大一は敵陣での戦い方は変えない。10分過ぎにスクラムを起点に押し込むと、空いたスペースへ位置するFB安藤凛(3年)が左隅へ運んだ。難しい位置のGをSO石原が成功し21-19と5度目の逆転を果たした。

 大東大一はさらに22分、モールで7点を加えた。ここから東村山が粘る。24分、リスタートのボールが大東大一ゴール前でルーズになる。東村山が奪うとCTB荒木へ。ディフェンス網を破り中央へ運ぶ。自身でGも決めて26-28と2点差に迫った。

明学東村山。後半25分過ぎにFB粕谷琉衣が6度目の逆転劇を見せた

 2分後、東村山は自陣から継続するとFB粕谷が2本目のトライを決めた。Gも決まり33-28と逆転(6度目)。

 残りわずか。大東大一が東村山陣へタッチキックを蹴りこんだがノータッチになる。しかし東村山選手に触れてインゴールを割ってしまった。大東大一は右中間ゴール前5メートルスクラムという最後のチャンスを手にした。フォワードが押し込みトライライン前でラック。そしてモールを再び組むと歓喜の同点トライとなった。33-33。運命はSO石原に託された。

 石原は冷静に右脚でボールを蹴り込んだ。見事に決まり7度目の逆転、35-33で最後の笛を聞いた。大東大一の最後の花園は’99年度の79回大会だ。

大東大一SO石原莉久。33-33からサヨナラPGを蹴り込んだ

 第2地区、残り2試合は2大会ぶりの花園を目指す國學院久我山が43-7で東京朝鮮を下した。成蹊は26-10で本郷を制し4強入り。第85回大会以来21年ぶりの花園まで2試合。

 準決勝は4試合は11月1日、スピアーズえどりくフィールド(旧・江戸川陸上競技場)第1地区、目黒学院×明大中野から10時開始で実施される。

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