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【ラグリパ×リーグワン共同企画】本場で得た新たな自信。南昂伸が挑む次のステージ

2026.10.14

©JRLO

 リコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)の南昂伸が、ラグビーの本場で多くを吸収して帰ってきた。

 リーグワンライジングのJR東日本グリーンウォリアーズ東葛戦で先発に名を連ねると、スクラムハーフに加えて「学生時代に経験がある」(南)ウイングでも起用され、80分間フルで戦い抜いた。

 今夏にはニュージーランドへ留学。オークランドのトレーニングに参加し、Bチームの試合にも出場した。現地へ足を運んだ大きな理由は、実戦経験を積むことだった。

「向こうはシーズン中だったので、試合の経験を積むために行きました。9番としてもニュージーランドのラグビーを学べました」

 特にラグビーの本場で体感した“激しさ”は、自身の基準を引き上げる大きな経験になった。それは日本に戻ってから、余裕を持ってプレーできるようになった一因でもある。

「ニュージーランドはブレイクダウンが激しすぎるので、その中で頑張ってボールを出すという練習をしました。日本に帰ってきたら、向こうに比べるとブレイクダウンはまだあまりプレッシャーを感じなくなっているので、その中では出しやすいなと思っています」

「今までは課題だった」というキックにも成長を実感し、「すごくレベルアップしていると自分も感じました」と手ごたえを口にする。

 同じスクラムハーフにはTJ・ペレナラという大きな壁が存在する。ただ、ニュージーランド代表として世界のトップレベルを知るお手本が身近にいることは、自己成長にもつながっている。

 留学から帰国した際には、その経験をTJ・ペレナラに共有してアドバイスを受けた。「プレースタイルも似ていると思う」と感じる南は、日々の会話からも多くを吸収している。

「どういう判断でそのプレーを行っているのかといったことを聞いて、勉強になる部分もたくさんあります。TJは日本語も上手になってきていて、日本語でコミュニケーションを取りながら毎日会話をしています。9番としてレベルアップできていると思います」

 リーグワンで7キャップを持つ南だが、ここ2シーズンは出場数を伸ばせていない。それでもニュージーランド留学で激しさの基準を上げ、キックを磨き、実戦経験も積んだ。大黒柱と切磋琢磨しながら、出番が来るそのときに向けて刃を研いでいる。

「TJがいるのでこれまでもうまくアピールすることができなかったですけど、今季は自分がニュージーランドで得たことを全部モノにしつつ、チームは何をしたいのかというのをまず明確に理解して、個人としても毎試合レベルアップすることができれば、メンバーにも入り込めると思う。メンバーに入ることを意識して、いまの自分が何をやらないといけないのかを見定めながら、一緒に挑んでいきたいです」

 BR東京のプレーヤーとして、リーグワンの舞台で成長した姿を示す。そのチャンスをつかむため、南は挑戦を続ける。

(藤井圭)

▼周辺の証言/WTB山村知也
「高校や大学時代から彼のことを知っています。強気なプレースタイルが僕は好きです。いまはなかなか試合には出られないかもしれないですけれど、一緒にプレーしたときなどは南が思うように思い切ってやってくれたらそれもうれしいし、そういったプレーがチャンスを生むと思っています。そこにしっかり僕もコネクトしながらプレーしています」

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