
第20回アジア競技大会のセブンズ競技が10月1日から3日かけておこなわれ、女子セブンズ日本代表は決勝で10-5で破り2大会ぶり2度目の優勝を果たした。
男子セブンズ日本代表は準決勝で中国に7-10で敗れ、3大会ぶりの王座奪還とはならなかった。その後、3位決定戦で韓国と対戦し、17-5で勝利した。
8か国で争われた女子でプールDに入ったサクラセブンズは、初日にシンガポールを36-5、カザフスタンを48-0、2日目にタイを34-5で撃破。プール全勝で準決勝に進み、ホンコン・チャイナを27-12で破った。決勝は前回大会(2023年)で21-22で敗れた中国を相手にした「リベンジマッチ」だった。
3大会前(2014年)は12-14、2大会前(2018年)は7-5と毎大会、大接戦を繰り広げてきた因縁の相手だ。今大会も例に漏れず、拮抗した試合が展開された。
サクラセブンズは先制まで6分を要した。梶木真凜と大内田夏月のダブルタックルで相手の落球を誘って敵陣深くまで攻め込むも、最後にパスが繋がらない。それでもスクラムでボールを取り戻し、ループで外に回り込んだ平野優芽が左中間に押さえた。
その1分後に追加点を奪えたのは大きかった。キックオフでマイボールを確保すると、吉野舞祐の仕掛けでモメンタムを生み、最後は右端に梶木が飛び込んだ。
10-0で迎えた後半は、より粘り強くアタックを継続した。
相手のスティールに阻まれるシーンもあったが、自陣深くではブレイクダウンでのターンオーバーを幾度も決めた。
6分にこそパスミスから約80メートルを走り切られるも、失点はこの1本のみ。10-5でノーサイドの笛を聞いた。
最終日には6611人が来場したとあり、地元・愛知出身の兼松由香HCは、「32年ぶりの自国開催で、私にとっては地元の愛知県で金メダルを取れたことを本当に非常に嬉しく思います。選手たちはたくさんの日本の方々の目の前で、サクラセブンズのラグビーをしっかり体現してくれた」と喜びを語った。
一方の男子は12か国で争われ、セブンズ男子日本代表はプールBで全勝。カザフスタンに38-0、韓国に24-14、タイに38-0で勝った。
フィリピンとの準々決勝も28-7も順当勝ちしたが、準決勝では中国に7-10で敗北。3位決定戦で再び韓国を破った。
17-5で快勝したラストゲームは、焦りからミスを重ねた準決勝とは一転、のびのびとプレーできた。
開始2分に志和池豊馬のロングパスを受けた時任凜空が右中間を突破すると、その二人が直後にはディフェンスで見せる。時任はジャッカル、志和池はバッキングアップで失点を防いだ。
前半終了間際には、古賀由教のタックルに反応した志和池のジャッカルから攻撃を展開、時任のオフロードパスを受けた中野剛通が追加点を挙げた。
10-0で迎えた後半には、白國亮大が光った。タックルで相手の落球を誘い、直後には中央からエッジへのロングパスを通す。これを受けた志和池がスピードで相手を振り切り、右端にダイブ(4分)。試合終了直前には裏へのキックを通されるも、17-5で銅メダルを手にした。
フィル・グリニーングHCは「もちろん、この結果は残念です。ですが、準決勝での敗戦した後の選手たちのリアクションをとても誇りに思います。しっかりと立ち直り、3位決定戦では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と振り返った。
なお、男子の決勝ではホンコン・チャイナが中国を26-0で破り、大会3連覇を成し遂げた。
