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ダイナボアーズでチーム最多トライ。マット・ヴァエガ、代表&新ルールへの思いは。

2026.09.27

マット・ヴァエガ[相模原DB/WTB](筆者撮影)

 ファンは好きな選手が日本代表に入ってほしいと思う。

 三菱重工相模原ダイナボアーズの愛好家はきっと、この人のジャパン入りを願うのではないか。

 マット・ヴァエガ。昨季のジャパンラグビーリーグワンでリーグ2位となる15トライを奪取。端側のWTBで役目を全うした。身長179センチ、体重94キロと決して大柄ではないが、CTBやFBを主戦場に万能性と安定感を持ち味とする。

 12チーム中最下位と組織が苦しむなか、個人としては浮き沈みが少なかった。

「個人的には結果を出せた。一貫性を保てたのがよかった。波を作らないことが、ベストだと思うので。まずはコーチ陣が提供してくれる戦術を100パーセント信じ、その先にある仕事にチームメイトと全力で取り組むことがキーになりました」

 2018年に来日と、日本代表資格を得るのに必要な連続協会登録期間(60か月)はクリアしている。もっとも選手選考は、その集団のヘッドコーチに一任される。

 その普遍をヴァエガも知る。周囲の代表待望論について聞かれ、こう反応する。

「そこ(代表)は常に目指したい場所です。ただ、それは自分ひとりで決められることではない。まずはオンフィールドのパフォーマンスを高めたい」

 ちなみに今年12月開幕の新シーズンからは、外国人登録に関する取り決めが変わる。国内組の出場枠が増える。

 ダイナボアーズは、昨季まで多くの海外出身者を起用してきたクラブのひとつだ。

 指揮官のグレン・ディレーニーが「ルールが変わることによかった、悪かったという感想はありません。我々は新たなレギュレーションのもとでも戦えるチームになっています」と語る一方、ヴァエガは正直に話す。

「私たちにとっては厳しい条件になりました。カテゴリA(前年度までのレギュレーション上、外国人枠とは無関係に出場機会が得られる選手)になるのにたくさん努力をした(海外出身の)選手はいたなか、また新しいルールが課されたので。(国内出身者を育成したいとされる)リーグ側のビジョンは理解できますが、あまりに鋭い切り口でした」

 しかし…。

「チームがよくなるために尽力することが、自分のできること。そこに集中します。(ポジションは)求められるポジションで、頑張るだけです」

 話をしたのは8月21日。32歳の誕生日を迎える約2週間前にあたる。神奈川県内の本拠地は暑さが厳しいなか、日々の練習に「日本にいる限りは皆がこれ(気候)を知っていること。タフなタイミングだとしても、いい準備をするだけです」と向き合っていた。新たな時代も置かれた立場で光るつもりだ。

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