■パシフィックネーションズカップ2026・準決勝②
9月12日@東大阪市花園ラグビー場(大阪)
【日本 63-14 アメリカ】
環太平洋諸国が参戦するパシフィックネーションズカップ(PNC)。今年は日本、フィジー、アメリカ、カナダの4か国が出場する。花園でおこなわれた準決勝ダブルヘッダーの第2試合は世界ランキング12位・日本と同14位・アメリカが激突した。
初手から高速・高出力で仕掛けた日本。早々に敵陣深くに攻め込んだ前半2分にCTB廣瀬雄也が粘る走りで先制トライ(G)をマークする。直後の自陣からの攻撃、WTB植田和磨のキックでボールを前に進めると、ボールを奪い返してチャンスを作る。続く攻撃でラックサイドを抜けたWTBイノケ・ブルアのフォローについたLOマイケル・ストーバーグがトライゾーンに飛び込んだ。
攻撃の手を緩めない日本は9分にも左方向への展開でCTBディラン・ライリーがクリーンブレイクしてフィニッシュ。一挙に21点を重ねた。
日本は16分にもラインアウトモールからトライラインを越え、さらに7点を追加した。しかし以降の時間帯はアメリカに押し込まれ2トライを献上する。
それでも前半終了間際に優位に立つスクラムから前進を重ねた日本はゴール前のFW戦で押し勝ち5トライ目を奪取。35-14でゲームを折り返した。
後半開始直後の2分にはSO伊藤龍之介が鋭いステップで自陣から裏へ抜け、CTBライリーのトライを演出した。
その後のアメリカにイエローカードが出た時間帯にも2トライを重ねてリードを広げる。24分にはWTBとして出場したティエナン・コストリーが右サイドでスピードを発揮しFBサム・グリーンのトライにつなげた。
日本は9トライ9ゴールを奪いながら、失点を前半の2トライ2ゴールのみに抑え、63-14の快勝で決勝進出を決めた。19日のファイナルは大会3連覇中のフィジーと7年ぶりのタイトルをかけて対戦する。
ゲームキャプテンのSH齋藤直人は前半ラストプレーでトライを奪ったシーンを念頭に「これまではモメンタムを失うと、取り返すことができずに試合を終えることが多かったですけど、前半最後にしっかりスコアしたのは成長」と一定の手応えを言葉にした。
