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ケニア発天理経由世界行き。アンディー・オモロウは「家族を養いたい」

2026.08.24

アンディー・オモロウ[天理大/LO](筆者撮影)

 母国で生魚は食べないから、寿司は苦手だ…。好きな日本食の名前は、確かラーメンという名前だったと思う…。

「いまは(新生活に)自分なりに適応しようとしています。文化、食事、言葉にはまだ慣れません」

 こうほほ笑むのはアンディー・オモロウ。22歳にして天理大ラグビー部の1年生だ。来日前には、母国のケニア代表で5キャップ(代表戦出場数)を獲得。身長197センチ、体重127キロという分厚い身体で2列目のLOを担う。小兵ぞろいの天理大にあって、得意の突進のほか空中戦のラインアウトでも存在感を示す。

「高いレベルでプレーできているのはいいことです」

 6歳でチャバカリラグビーフットボールクラブに通い始めた頃は、サッカーも楽しんでいた。全寮制のチャバカリ高に入ると、観戦や練習による外出が多いことからラグビー部に入部。本格的に楕円球を追うようになった。

 卒業後もマシンデ・ムリロ科学技術大学、ケニアコマーシャルバンクラグビーフットボールクラブ(KCB)と、ケニアの国内大会へ出るクラブを渡り歩いた。その間、20歳以下ケニア代表でも活躍した。
 
 海を越えたのは、人生を切り開くためだ。

 現在の世界ランクでは日本代表から24つ下の36位という自国を離れ、プロとして大成したかった。

 元日本代表主将の廣瀬俊朗氏が代表理事を務め、ケニアラグビーユニオンとMoUを締結する一般社団法人WAZIWAZIに天理大OBがいた。その縁で奈良に辿り着いた。

 リーグワンにも興味津々。7人きょうだいの四男は展望する。

「(プロになって)家族を養いたいです」

 壮大なチャレンジを受け入れた小松節夫監督は、これまでトンガ、フィジーなどにルーツのある選手と共闘している。ケニア人選手第1号の加入にも「楽しみやな、どうなるのかわからないところが」と高揚感を覚えたようだ。

「彼がどう感じているかわかりませんけど、慣れない日本のラグビーで、低いタックルを受けながら、徐々に(適応)。いい働きをしてくれています。食生活を含め大変なことが多いと思います。でも、日本でラグビーをして人生を変える覚悟を持っていると聞いています。(実際に)その通りという感じで、徐々に溶け込んでくれています。真面目です。おそらく(天理大は)ケニアと比べたら練習量も多く、1日のスケジュールがラグビーを中心に回っています。そんななかでも、一生懸命やっているなぁと」

 加盟する関西大学Aリーグの開幕を9月13日に控え、夏は長野・菅平合宿で関東の強豪と次々とぶつかる日々だ。力感と柔らかさを兼備するビッグマンは、8月23日に昨季準優勝の早大に24-55と敗戦もモール、ランで気を吐いていた。

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