ラグビーリパブリック

ブレイク必至。帝京大のイリエサ・ヘニビトゥは「日本一になりたい」。

2026.08.22

LO/FLイリエサ・ヘニビトゥ(筆者撮影)

 志望理由は簡潔だ。

「日本一になりたい」

 イリエサ・ヘニビトゥが昨年から通うのは、帝京大ラグビー部である。

 一昨季に4年連続13度目の大学選手権制覇を達成した名門で2年目のいま、入学後初の全国優勝を目指す。加盟する関東大学対抗戦Aが秋に始まるのを踏まえ、簡潔に決意を示す。

「1日、1日、きつい練習をして、対抗戦、選手権で頑張ります」

 身長192センチ、体重110キロ。2022年にフィジーから来日し、大分東明高の一員として全国高校大会を経験した。

 怪我の治療をするさなかに体重が増えたこともあって、大学1年の夏にボールを動かすBKから身体をぶつけるFWに転向した。

 今季の春、夏の実戦では、2列目のLO、3列目のFLでレギュラーを張った。

 攻めてはしなやかに駆ける。スピードに乗って人をかわし、迫るタックラーをハンドオフでいなす。

 守っては再三スティールを決める。目の前で倒れるボール保持者と迫るサポート役との間に「スペース」を見つければ、素早く球に腕を差し込む。7人制の大会でも大暴れした。

 普段からひたすらに走り、ウェイトトレーニングでも限界を試されるこのクラブで底力をつけている。

 頂点のほかに見据えるのは、国際舞台である。故障の影響もあり高校日本代表に選ばれなかったことから、正代表への思いが強まったという。

「目標は、日本一。将来は、日本代表になりたいです。高校からです」

 同じ高校出身で2学年上のNO8、カイサ・ダウナカマカマは、帝京大での過ごし方を教えてくれた。

「時間を守ること…。掃除…。先輩をリスペクトすること…」

 上下関係が厳格ではないと知られる帝京大にあって、身の回りの整理整頓、年長者との対話を重んじるヘニビトゥ。今後ブレイク必至のひとりだ。

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