日本協会による次世代リーダー育成機関「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」(REP)。将来的にスポーツやラグビーに関する仕事に携わりたい高校生を対象に、毎年8~12月までオンラインと集合研修でラグビー界のOB&OG、ラグビーを通して社会で活躍する先輩たちから講義を受けるというものだ。代表強化部門がワールドカップで活躍するトップ選手の強化を担うのに対し、普及育成部門は子供たちや少人数の部、コーチ、レフリー、トレーナー志望者など、ラグビーを支える幅広い人材のサポートに力を注いでいる。
今季で6期目を迎えたREPだが、100人近くにのぼる修了生は大学で選手やレフリー、トレーナーとして活躍したり、看護の道に進んだりと、多くが未来のスポーツ・ラグビーを支える道に進んでいる。今季も6月にHPなどで応募を行い、選考を経た21名が受講生となった。
その第1回研修が8月6日から3日間、福岡市のJAPAN BASEで開催された。REPは毎年、ワールドラグビー(WR)が定める5つのラグビー憲章「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊敬」に、独自のコアバリューを加えている。今年も事前課題として各自が考えてきた案を出し合い、投票の結果、「共栄」に。ルールは「仲間と共に一歩前に」に決まった。
講義は座学だけでなく、WRが普及を推進しているT1ラグビーも実際にJAPAN BASEのグラウンドで体験。ラグビー経験者、未経験者の壁なくプレーできることを実際に確認した。研修最大のチャレンジは、同時期にJAPAN BASEで合宿している男子SDSの選手・スタッフへのインタビュー。参加者は前日にインタビュー講習を受け、西機真・普及育成委員長に実践を行ってインタビューを体験。準備の大切さを実感して、本番に備えた。
最終日の午後に実施されたインタビューは選手・スタッフの部に分かれ、選手6名、スタッフ5名が参加。研修生4人のグループを8~10分で回って、それぞれの質問に答えた。
選手に対してはセブンズの面白さや、スピードをつけるための方法、影響を受けた選手などの質問が。トレーナーや分析などのスタッフに対しては現在の職業を選んだ理由や必要な資格、仕事のやりがいなど、こちらも様々な質問が飛んだ。
研修生にはチームスタッフを目指す高校生も多く、トップで活躍するスタッフに直接質問をぶつけられる絶好の機会。9月末にアジア競技会を控えているSDSだったが、昨年に続き高校生のために貴重なオフを割いて協力してくれるなど、参加者にとってはラグビーの繋がりを知る機会ともなった。
研修は今後も月1回、様々なゲストを招いてオンラインで行われる。
