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日本代表・大塚壮二郎、初先発初トライを決めた試合で反省の弁

2026.07.24

フランス戦で初先発を果たしたPR大塚壮二郎(撮影:福島宏治)

 ラグビー日本代表で初先発し、初トライを決めた。周りにそのことを称えられても、大塚壮二郎は「置いただけなので」とだけ話す。

 身長178センチ、体重110キロ。関西学大ラグビー部4年にして今年初のジャパン入りを果たし、7月18日、スクラム最前列の左PRとして赤と白の1番をつけた。

 新設ネーションズチャンピオンシップのフランス代表戦で、トライラインを割ったのは前半36分。敵陣ゴール前左中間のペナルティーキックから、味方HOの江良颯が突進した。低い姿勢で大型選手の壁を貫き、インゴールの手前で球を置いたところに大塚が付いた。ちょうど目の前に隙間があったため、着実にグラウンディングできた。

「嬉しかったですけど、颯さんのトライかなと思います」

 試合は15-42で敗れた。だから不満足だ。

「フランスはFWが強くて、スクラムも、モールも押されまくって…。強いなと思いました」

 与えた6トライ中5本はモールがきっかけだった。止めるのは自分たちFWの仕事だったと自覚してか、大塚は反省する。相手がジャパンをよく見て、裏をかいてきたと言いたげだ。

「(日本代表はラインアウトの)後ろにポッド(長身選手の群れ)を置いて、前で(ボールを)捕らせるという形だったんですけど、そこで、(フランス代表は)もう1個前(に置かれ)ずらしてきた。(通常なら)ポール側にモールを押してくるところ、コーナー側に行くことも。(対応するのが)しんどかったです」

 見せ場のスクラムでも、向こうの圧を受けた。フランス代表は、両PRが自軍のHOの方角へせり上がってくると感じた。ハーフタイムに自分たちの保つべき低い姿勢、間合いを再確認し、何とか微修正を施したものの、磨き直しが必要だとわかった。

 もっとも、フィールドプレーで存在感を示した。防御の死角へ走り込んでのランは、先んじて選ばれてきた下部組織で繰り返し教わった動きだ。

 そもそも代表キャンペーンは今回が初。非テストマッチを含めて4試合を経験したうえで、大塚が収穫、課題を整理する。

「フィジカルは勝負できる。ただ、疲れてきた時に、やっぱり、劣るな…と」

 日本代表は25日から網走合宿を始める。8月の対オーストラリア代表2連戦を見据える。今後の予定について、大塚は18日の時点では「何も聞いていないです」。網走行きのメンバーへ加わった場合について聞かれ、こう展望する。

「まずスクラムとラインアウトでの自分の役割を、大事にしたいです」

 果たして網走組の一員となれた。

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