最終スコアは15-42。7月18日、フランス戦で日本代表は完敗した。しかし、嬉しい代表デビューもあった。
コベルコ神戸スティーラーズに天理大からアーリーエントリーで加入し、リーグワン制覇に貢献、リーグの新人賞に選ばれた上ノ坊駿介が初キャップを手にした。
この日はSO、FB、インサイドCTBをカバーした。手首のテーピングに記したサインを見ながらのプレーだったのは、「どのポジションでどうプレーするか、明確に分かるようにする」ためだった。
出番は後半22分にSO伊藤龍之介と交替。そのまま司令塔の位置に入った。
「直前までどこでプレーするか分かりませんでした。途中出場は久しぶりで準備は難しかったですが、無事にファーストキャップを取ることができてよかったです」
自身のパフォーマンスには「あまり満足していない」が、インパクトメンバーとしてアタックのテンポを上げることに注力したという。
「天候もあってフランス相手にも『超速ラグビー』が通用する場面はありました。相手が疲れている後半にテンポを上げられたと思います」
2枚贈呈されるファーストキャップのジャージーは、1枚を「家族」に、もう一枚を「幼馴染の家族」にプレゼントすると明かした。
「天理大で主務をしていた(同級生の)渡辺心実の親にはずっとお世話になっていて、天理に行くきっかけにもなったので」
短いプレータイムではあったが、フィジカル、スピードともにリーグワンとの違いを体感できた。
「いくつかミスはあったけど、良いプレーもあった。もっともっとアピールしてプレータイムを伸ばしていきたいです。10番、15番を着て、試合に出られるようにしたい」
周囲から大きな期待を受ける22歳が、ジャパンのスタートラインに立った。
