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【ネーションズチャンピオンシップ】日本代表、世界ランク3位のアイルランドに奮闘。随所に互角のバトル演じる

2026.07.11

開始直後に60メートルの独走トライを挙げたWTBメイン平(Photo/Getty Images)

■ネーションズチャンピオンシップ2026[ラウンド2]
7月11日@マクドナルドジョーンズスタジアム(ニューカッスル)
【日本代表 20-36 アイルランド代表】

 最終スコアは16点差。しかし奥歯を噛み締めるような緊張感は終了間際まで続いた。「日本は本当に強いチームで、多くの場面でプレッシャーをかけられた」。アイルランドのアンディー・ファレルHCのコメントは、本心からのものだろう。

 オーストラリアに遠征してのゲームとなったネーションズチャンピオンシップの第2節。イタリアとの初戦に快勝した勢いに乗って連勝を目指した日本代表だったが、世界ランキング3位のアイルランドの壁は厚かった。それでも最終盤まで互角に近い戦いを演じた80分は、日本代表の確かな実力を示すものだった。

 ゲームは日本のあざやかな先制パンチで始まった。開始4分、中盤の相手投入のラインアウトでオーバーしたボールを、SHの位置にいたWTBメイン平がキャッチ。鋭いステップでディフェンダーをかわすと、そのままスピードに乗って60メートルあまりを走り切り、左中間に飛び込む。

 しかし世界ランキング3位のアイルランドは動じなかった。続くターンで日本陣22メートル線内に攻め込むと、着実にラックを連取して前進。13フェーズ目でFLニック・ティモニーがトライラインを超える(9分)。

 日本も18分、早いテンポのアタックでペナルティを誘発し、FB松永拓朗が約25メートルのPGを成功。10-7としたが、アイルランドは21分、1本目のトライと同じように近場のボールキャリーでプレッシャーをかけ続け、PRトム・オトゥールが左中間にねじ込む。

 懸命に食らいつく日本は28分に松永が正面のPGを通して13-12とふたたび前に出たが、アイルランドはしたたかだった。相手陣に入ると持ち前のフィジカルと多彩なオプションを組み合わせたアタックでゲインを重ね、ゴール前まで前進。35分に右コーナーのラインアウトからパワーで攻め立て、CTBロビー・ヘンショウが仕留める。これで19-13と逆転して前半を折り返した。

 拮抗した流れは後半に入っても続く。日本は前半に負傷した廣瀬雄也に続きディラン・ライリーも入替となり、本職のCTBがいなくなるスクランブルの状況だったが、チーム一丸となったディフェンスで懸命に対抗。11分にゴール前でNO8ショーン・ヤンセンにラック脇を割られ13点差とされるも、19分に途中出場のHO江良颯が同じ形でトライを返し、6点差に詰め寄る。

 ワンチャンスで逆転というスコアで迎えたラスト10分。重苦しいプレッシャーが漂い始める展開だったが、ここで底力を発揮したのがアイルランドだった。

 FWのパワープレーでじわじわと圧力をかけて日本を追い込み、31分に入替で入ったSOハリー・バーンがPGを成功。スコアを9点差に広げて精神的余裕を作ると、その後も接点の強みを押し出してペースを握り、反則の繰り返しによるイエローカード(江良)を引き出す。

 最後はねじ伏せる形で連続攻撃からHOトム・スチュワートが突き抜け、5本目のトライをマーク。36-20の最終スコアでフルタイムとなった。

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