公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は6月28日、東京都内で評議員会および理事会を開催し、2026年度と2027年度の理事と監事を決定した。土田雅人会長を再任し3期目、任期2年の続投が決まった。
会長と同じく代表理事である専務理事は岩渕健輔氏が退任し、最高事業統括責任者(CEO)を務めた山神孝志氏が就任する。土田会長は今後CEOも兼務する。
土田会長は理事としては7期目に突入する。日本協会の規程の原則では、連続して5期以上理事を務めることはできないが、2035年男子W杯(RWC2035)の招致活動への対応が例外規程の「特別な事情」にあたるとして理事および会長の職務を継続することになった。
土田会長自身が「最大の挑戦」として第一に掲げるW杯の招致は、2037年女子W杯も含めて開催可能というポイントを国際統括団体ワールドラグビー(WR)にアピールをしているという。こうした戦略が奏功し、RWC2035開催に「日本がかなり近いところにいる」との手応えを語った。
土田会長によると専務理事を退任する岩渕健輔氏は今後、「名前は正式には決まっていませんが、『会長補佐』としてサポートしていただいてW杯招致、WRのこと」に関連する職務を担うという。
RWC2035招致の機運醸成にも関わる代表チームの競技レベル向上に向けては「男女の代表が最低でもベスト8以上、やはりベスト4を狙えるようなチームを作ること」という目標を掲げ、オリンピック競技であるセブンズ代表も含めた強化ビジョンを示した。
第2のテーマには日本協会の組織改革を掲げ、2025年度の会計で8億6000万円の赤字となった財政の健全化を目指す。その一環として土田会長自身がCEOを兼務する。山神新専務理事には、関東・関西・九州の国内3地域協会との連携強化や福岡・JAPAN BASEの活用に向けたはたらきへの期待を述べた。
同大卒、元クボタのFLであり両チームでコーチングを担い、クボタの人事・総務本部副部長を務めた山神孝志専務理事は「強化と財政という2軸が難しい時代になったと思いますが、そういった矛盾を許容しながら、あるべき道を探して変容していく」という変革の展望を語った。
副会長は浅見敬子氏が退任し、ディレクター・オブ・ウィメンズラグビーの香川あかね氏が就任する。また元女子セブンズ日本代表で早大女子のHCを務める横尾千里氏ら3名が新たに理事に就く。2026年度・2027年度の理事22名、監事2名は以下の通り。
■会長
土田 雅人(63) 再
■副会長
香川 あかね(52) 新
木下 康司(69) 再
清宮 克幸(58) 再
水越 豊 (69) 再
■専務理事
山神 孝志 (59) 新
■会計役
鈴木 彰 (60) 再
■理事
石原 直子 (52) 再
江田 麻季子 (60) 再
御領園 昭彦 (68) 再
齋木 尚子 (67) 再
境田 正樹 (62) 再
座間 美都子 (66) 再
田島 卓也 (53) 新
玉塚 元一 (64) 再
中島 誠一郎 (54) 再
浜本 剛志 (69) 再
マーク・イーガン (60) 再
宮本 勝文 (60) 新
三好 美紀子 (51) 再
安田 結子 (64) 再
横尾 千里 (34) 新
■監事
打田 光代 (67) 再
袖山 裕行 (68) 再
※五十音順、数字は年齢、再:再任、新:新任
