ラグビーリパブリック

青学大、関西学大、東北学大と歴史ある交流。伝統の定期戦で見えた成長と課題は

2026.06.13

ハドルを組む青山学院大

 青山学院大は5月、長い歴史を持つ二つの定期戦に臨んだ。

 17日に関西学院大と、31日に東北学院大と対戦。結果は1勝1敗だったが、チームが掲げるラグビーの方向性と今後への可能性を示す春シーズンの重要な戦いとなった。

 1928 年から続く関西学大との定期戦は、両校の友好関係とラグビー文化を育んできた伝統の一戦だ。
 現在も両校のグラウンドを会場に、ホーム&アウェー形式で毎年開催されており、今年は関西学院大学上ケ原グラウンドでおこなわれた。

 今回の対戦で青学大は「先手」をチームポリシーに掲げて臨んだ。開始直後からアグレッシブなディフェンスとキックカウンターで主導権を握り、前半をリードして折り返す。しかし後半は後手に回ったセットプレーやペナルティで流れを失い、31-46で逆転負けを喫した。

 それでもキャプテンのLO梁取駿太は、「自分たちがやりたいラグビーが通用することや、良
い流れの時のイメージをつかむことができた」と収穫を口にした。一方で後半のゲームマネジメントや試合運びには課題も残り、チームにとって大きな学びとなった。

 その2週間後、青学大グラウンドでおこなわれた東北学大との第77回定期戦では、チームの成長が結果として表れた。

「やりきる」をテーマに戦った青学大は、攻守に渡り主導権を握り続け、119-0で快勝。テンポの速い連続攻撃を展開し、ディフェンスでは前に出る姿勢を貫いて完封勝利を収めた。

 この試合でゲームキャプテンを務めたNO8平岡勝凱は、「主導権を握り続けるラグビーを体現
できた」と評価し、ペナルティやキック後の守備対応など改善点も挙げた。

 両試合後にはアフターマッチファンクションが開かれ、選手・スタッフがノーサイドの精神のもと交流を深めた。伝統校同士の定期戦は勝敗だけでなく、大学ラグビーの歴史と絆を受け継ぐ場でもある。

 関西学大、東北学大との交流を通じて得た経験と課題。青学大は春シーズン終盤、そしてその先の大学選手権を見据えながら、さらなる成長を目指していく。

関西学院大との定期戦後
東北学院大との定期戦後
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