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【2026年東京都国公立大学大会】スイカジャージの東京大が31年ぶりに春の都大会制覇!

2026.06.09

スイカジャージーの東大が実に31年ぶりに春の都大会を制した(筆者撮影)

 今年も都内にキャンパスをおく国公立大学大会が開催された。東京大と東京学芸大が進んだ決勝は6月7日におこなわれ、東大が1995年大会以来、実に31年ぶりとなる栄冠をつかんだ。4連覇を目指す学芸大を阻止し、2024年以降3大会連続となった頂上戦を制した。

■2026年度東京都国公立大学大会決勝
6月7日@東京学芸大G
【東京大33-26東京学芸大】

 試合開始は午後4時30分、雨が降り始めていた。学芸大のキックオフで始まる。6分、東大エリア右中間、学芸大ボールのスクラム。すぐにボールを出すと左へすばやく回す。FB木村粋雅(きよまさ。3年、桐蔭)へパスが渡り、ランでディフェンスを置き去りにして左隅へ入った。雨が強くならないうちに、学芸大が自慢のBKで取り切った。

 対する東大は学芸大の弱点であるモールディフェンスを突いて流れを引き寄せた。17分にラインアウトモールからつなぎ、PR百瀬海(4年、国立)のトライで5点を返すと、26分には左ラインアウトから一気に押し込みHO亀井亮衛(3年、浅野)がグラウンディング。GもCTB武村晋(4年、灘)が決め、12-5とした。

 一方、学芸大は33分、ボールを継続し最後はルーキーFL上野孝太朗(1年、大分上野丘)が仕留めた。G成功で12-12の振り出しに戻す。しかし学芸大は終了間際に東大へゴール前でのラインアウトを許した。ここも押し込まれ、HO亀井が2本目のトライをマーク。Gは武村が確実に決め19-12でハーフタイムとなった。

東大HO亀井亮衛。ラインアウトモールで前半2度トライゾーンへ

 武村は灘高1年でラグビーを始めた。ポジションはCTBが中心。同級生のSOは今春U23日本代表に選ばれた大鶴誠(じょう。京大4年)だった。京大ラグビー部主将で医学部生と話題を呼んだ選手だ。「高校の時から大鶴は大きな存在。U23に選ばれたときは連絡をとりました」。夏、菅平合宿での京大戦を楽しみにしている。

東大のキッカーCTB武村晋。灘高で楕円球と出会う。同期はU23代表の京大SO大鶴誠

 後半、最初の得点は勢いに乗る東大。12分、学芸大陣へキックを蹴り込み、チェイスからブレイクダウンでボールを奪う。ラックサイドを攻め、前半途中からNO8に入った野中晃一朗(3年、鹿児島ラ・サール)のトライにつなげた。Gも決まり26-12。

「14点差になり少し焦りが出ました。雨が強くなり自分たちにもミスがでてきた」とは、学芸大スキッパーのSO佐々木幹太(4年、秋田中央)。それでも6分後、東大陣で左から右へ動かし、FB木村が右中間でトライラインを越える。Gは竹内が蹴り込んだ。

学芸大はFB木村粋雅が後半、自身2トライ目で追い上げたが及ばず

 しかしその後、またしても東大が学芸大ゴール前の右ラインアウトからモールを押し込み、ゴール前へ。最後はラックサイドをFWで攻め、LO三上昭文(4年、麻布)がポスト中央にねじ込んだ。ふたたび33-19と点差を戻す。

 学芸大も懸命にボールをつなぎ、31分、右WTBのルーキー松岡優志(1年、修猷館)が走り切った。G成功で26-33。

 残り時間は7分。今春、「ディフェンスに特化してきた」(鵜木幸大主将。4年、鹿児島ラ・サール)という東大がトライラインを背に守る。38分、東大ゴール前10メートル付近での学芸大アタック。FL目黒麟太郎(3年、秋田)がボールに絡みノットリリースを奪う。

 しかし続く東大のラインアウトは投入ミスで学芸大スクラムに。さらに学芸大が押して東大が反則。再度スクラムとなったが、今度は東大が押し込んでPKをもぎ取った。残り時間もボールを保持し、ノーサイドの笛が鳴った。

 歓喜に沸く東大部員やOB、OGに家族。鵜木主将は「今日のために敵陣へ入る練習をしました。これから鍛えて対抗戦Bで優勝、Aとの入替戦に挑みます」。

 敗れた学芸大。リーグ戦4部に昇格の今季、春のリーグ戦下部セブンズ大会を制しており、2冠目と今大会4連覇を狙ったが、叶わなかった。「スクラムでは手ごたえがありました。モールディフェンスなど課題もある」(岩本悠希監督)。こちらもリーグ戦優勝、3部昇格を目標に掲げる。

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