6月7日、リーグワン2025-26のプレーオフ決勝が国立競技場でおこなわれた。レギュラーシーズン3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイは、同1位のコベルコ神戸スティーラーズに挑んだが13-22と惜敗。2022‐23シーズン以来となる優勝には届かず、2年連続の準優勝となった。
ここでは試合後の記者会見に登壇したフラン・ルディケHC、マキシ ファウルア主将の声をお届けする。
――試合の総括を。
ルディケHC 決勝は特別なものだと思っていますが、本当にアメージングな試合、素晴らしい競争ができました。
前半は自分たちがゲームコントロールをしてチャンスを作り、点数に変えることができました。
ただ、後半はひとつ、ふたつ、大事な局面で取り切ることができなかった。それでも、相手に自陣22メートル線内に入られてからのディフェンスは誇りに思います。しっかり学んでまたこの舞台に戻ってきたいです。
マキシ いまの気持ちはあまり言葉にできませんが、チーム、仲間を誇りに思います。全員がハードワークしました。チームメートには今日はやりきったと伝えたいです。
決勝(の結果)はこれがラグビーなので。本当にタフなバトルでした。ヘッドコーチも言ったように、いい競争ができた。前半は自分たちらしいラグビーができた。後半は規律で自分たちにプレッシャーをかかったのが課題になったと思います。
――80分を通して全体のフィジカルの感触は。
マキシ 自分たちは自信を持ってフィジカルで勝負をしようとやってきました。今日もそれができたところはありました。
――予想していたよりも神戸が上回った点はどこか。
ルディケHC 後半はボールを保持され、ブレイクダウンでかなりやられた印象です。自陣にずっと釘付けされてしまいました。
諦めることはありませんでしたが、チャンスとして大事な場面だったところは2点です。(後半15分頃の)モールからジャッカルされたところ。もう一つは(同30分頃の)敵陣22メートル線内に入ってトライを狙えるところでペナルティをとられてしまったところです。
ただ、そこは神戸さんが称えられるべきです。勝つべくして勝った。決勝に関して後悔はありません。
――後半30分頃、攻め込んでオーバーザトップを取られたシーンについて。
マキシ そこは瞬間のこと…。スモールモーメントで自分たちのやるべきことを遂行をすればトライに繋がったかもしれない。
――後半15分頃、敵陣でペナルティをもらい、PGではなくタッチ。結果的に得点につながらなかった。どういう意図で選択したか。
マキシ リーダーで話し合って、全員がスコアを獲りにいこうと。自分たちの武器のモールでスコアを獲りに行くという判断でした。
――結果的に絡まれたが、どううまくいかなかった。
マキシ うーん……。
ルディケHC 映像で見ていたので彼よりも状況が分かるのですが、相手のFWに割られてしまい。モールが崩れて自分たちの選手が孤立して圧をかけることができませんでした。逆に神戸の選手がよくやったと思うし、大事な場面で神戸さんが勝ちとったと思います。
――逆に前半にあれだけスタッツが良かった割にはスコアはし切れない場面も多かった。
ルディケHC 決勝やプレーオフはチャンスをどれだけフィニッシュに持っていけるかがすべてです。スコアでリードしてプレッシャーに相手を追いやる。そのサイクルを機能させることができませんでした。
特に自陣の22メートルラインを少し出たところでボールを保持することができずにペナルティーをしてしまい、自分たちにプレッシャーをかけてしまった場面が2、3回ありました。そこもプレッシャーをかけきれなかった。ただ、そこも学びとして引き続きやっていきたいです。
――3連戦の疲労感は。
マキシ チーム自体はいい準備ができたし、全員が100パーセントでした。自分たちのラグビーをしようとしました。
――マルコム・マークスがケガで決勝不在。今季途中にはSH藤原忍選手も戦線離脱。その中でもここまできた。選手層の厚みが見らました。
ルディケHC 確実にそう思います。マークス、藤原も質の高い選手ですし、ケガ人も何人かいました。でも、言い訳はナシです。
逆にメンバーに入った選手たちがしっかりステップアップしてタフに戦ってくれました。若手の日本人選手が見せるべきものを見せてくれました。江良(颯)選手だったりがプライドを持って次の世代を担っていってくれると思います。
あとは岡田一平選手も長いこと試合に出られなかった中で仕事をしっかりしてくれた。フロントローに話を戻すと紙森(陽太)や為房(慶次朗)だったり、若手がしっかりやってくれた。この試合に後悔はないです。ケガ人などコントロールできない。それがラグビーです。
