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アーディ・サベア[コベルコ神戸スティーラーズ/FL]、相手の流れ断ち切るスティールは「ルースフォワードとしての本能」

2026.05.31

準決勝はチーム最多11回のタックルを記録したアーディ・サベア(撮影:福島宏治)

 コベルコ神戸スティーラーズは5月30日のNTTリーグワン プレーオフ準決勝で東京サントリーサンゴリアスに69-23で快勝。フル出場したFLアーディ・サベアは攻守で優れたパフォーマンスを発揮し、チームにとってリーグワン初の決勝進出に大きく貢献した。

 互いに点を取り合う接戦が繰り広げられた前半。サンゴリアスはラインアウトモールからトライを奪い逆転すると、その勢いのまま攻撃の圧力を高める。

 10-13のスコアで迎えた29分、22mライン内に侵入しフェーズを重ねていたサンゴリアスのボールキャリアーを止めたサベアは、素早く相手のボールに絡みつきノットリリースザボールのペナルティを誘発。スティールを成功させて相手の流れを断ち切った。

「自分の仕事をした結果」と語るサベアは「あの瞬間、ルースフォワードとしての本能が働いた」と感覚を表現する。

 モメンタムをつかんだスティーラーズはその後、逆転に成功する。39分にはサベアがタックラー2人を引きずりながら左中間に飛び込みトライ。リードを8点に広げ、ハーフタイムに突入した。

 後半はスティーラーズがゲームをコントロールして得点を量産する。28分にはゴール前のポイントで、SH中嶋大希からクロスでパスを受けたサベアが右中間に切り込み自身2トライ目を奪った。

 レギュラーシーズン首位のスティーラーズは、この日の準決勝からプレーオフに登場した。5月10日のリーグ戦最終節から数えて3週間の準備期間の中で、チームは「ハードワーク」に努めた。デイブ・レニーHCを中心としたコーチングスタッフがマネジメントする「良い指標の下で、全員がハードワークすることができた」とターゲットに向けた充実の日々をサベアは言葉にする。

「楽しむことを忘れない、しっかりとハードワークする、徹底的に容赦なく自分たちのやるべきことをやり切る、ということができれば今日のような日を迎えられると改めて思いました」

 現役のニュージーランド代表“オールブラックス”であるサベアは、1季限定のサバティカルでスティーラーズに再加入した。6月7日のファイナルで“有終の美”を飾るための準備は、入念な「リカバリー」からスタートする。

「休んだ後、しっかり練習していく中で、決勝で求められる強度は理解しています。一日一日を大事に準備をしていって、その準備ができれば結果は伴ってくると思います」

 世界最高峰のバックローは、スティーラーズに7年ぶりの「日本一」を引き寄せることができるか。

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